島の存続をかけて、魅力ある高校づくりをした。
そして、今、「島留学」で島を盛り上げている。
ここだけ言うと簡単かもしれない。
でも、担当者の話を聴けば聴くほど、簡単じゃなかった歴史もある。
島と県との確執。理想論と現実との格差。
それでも、実現したのはなぜか。
やっぱり、そこにあったのは、「志」だった。
「島を守りたい」
「島に誇りを持ちたい」
「島の高校生に夢と希望と未来を与えたい」
そんな思いと「志」が、今の海士町になった。
そして今は、離島の地域活性の見本になった。大臣をはじめ、この島の視察が後を絶たない。
なのに、担当者メンバーは言う。
「一時のブームに甘んじていては、ダメなんです」
「まだまだ課題は、山積みです」
「でも、誰かが動かないと、何も始まらないんです」
この島に行った。
そして、いろんな人と話をしていて、何度泣きそうになったか。