救われるのは、彼らの仲間が彼らの「思い」を語ってくれること。

「人って、この世からいなくなっても、精いっぱい誰かのために生きてた人は、人の心の中で生き続けるんだなあ」

 ということを実感している。

 そう思うと、不機嫌をばらまいている場合じゃない。

 ごきげんをいっぱい作れる人でありたい……と、思う。

 そして、自分に言い聞かせる。

「死ぬまでごきげんでいるぞー!」

「最後までごきげんでいるぞー!」

 言葉って、不思議。

 そう言っていると、なんとなく元気になってくる。

 そして、なんとなくいいことが起こりそうな気がしてくる。

 わたしの最後もわからないし、人の最後もわからない。

 ただ、わかっていることは、誰にでも「終わり」がくるということ。