一方、東京の高層ビル群を眺めながら、という特殊なロケーションでのキャンプが楽しめるのが、オートサイト型CAMP場「THE THIRD PARK」。こちらは、ゆりかもめの新豊洲駅前というアクセスの良さが魅力だ。1.6ヘクタールという広大な敷地で、夜には高層ビルやスカイツリーなどの夜景がのぞめる、東京ならではのキャンプ場だ。こちらの「Go-camプラン」では、寝具や暖房までがついたキャンププランを提供。煌めく夜景を眺めながらのキャンプは、大自然の中とは全く違った気分を味わえることだろう。

 さらに、あの大手リゾートもグランピングに乗り出す。日本各地に人気宿泊施設を展開してきた星野リゾートが、今年10月30日にグランピングをコンセプトにした「星のや富士」を開業する。山梨県は富士山のふもと、河口湖をのぞむ抜群のロケーションだ。

 キャビンにはその風景を存分に楽しむためのテラスがあり、夜にはそこで炎を楽しむ仕掛けも。キャビンは4種類ほどあるが、なかにはキングサイズのベッドが置いてあるリッチな客室まである。キャビンの周りには、自然を堪能しながら食事やコーヒーが味わえる、グリルダイニングとカフェも併設している。今までにないラグジュアリーなキャンプが体験できそうだ。

 これまでのキャンプの概念を大きく変える「グランピング」。キャンプ初心者はもちろん、そうでない人にとっても、新しいアウトドアとして注目されるかもしれない。

(ライター・横田泉)