ジャイアントコーン「チョココーヒーゼリー」。セブン―イレブンで限定販売中
ジャイアントコーン「チョココーヒーゼリー」。セブン―イレブンで限定販売中
コーヒーゼリー好きにも好評
コーヒーゼリー好きにも好評

 江崎グリコのアイス「ジャイアントコーン」に、初のゼリー入りタイプが登場した。ミルクアイスの中に、大粒のチョココーヒーゼリーが混ぜ込まれている。セブン―イレブン限定商品で、価格は162円(税込)。

 数量限定ということで、早速セブン―イレブンで購入して食べてみることに。見た目はミルクアイスの上にチョコレートとナッツがトッピングされたお馴染みの形。一口かじってみたところ、チョコレートとナッツのパリっと感に加え、ミルクアイス部分からコーヒーの苦味が感じられた。とはいえ、コーヒーの苦味よりもチョコレートの甘みの方が勝っている。肝心のチョコレートコーヒーゼリーは、固まることなくしっかりとゼリーの食感。ジャイアントコーンのさくさく感と、ゼリーのぷよぷよ感、このハーモニーを楽しめるかどうかで好き嫌いが分かれそうだ。ジャイアントコーン好き、コーヒーゼリー好きは試してみる価値あり。

 実はジャイアントコーンが、子どもの頃に食べたものより格段に美味しくなっていることを知っているだろうか。溶けていくアイスを吸収して、ぶよぶよに湿っていくことがコーンの宿命……だったのは今や昔。今時のアイスはコーンの内側をチョコレートでコーティングすることで、最後までさくさく感を保っているのだ。森永の「チョコモナカジャンボ」などにも、同様の工夫がなされている。

 今や国民的アイスと言っても過言ではないジャイアントコーンだが、実は二度の改名を経験している。まず1963年に「グリココーン」という名前で発売されたが、20円という当時としては高額な価格設定もあり低迷。湿ってもおいしいコーンを採用するなど改良を加えて、66年に「ジャイアンツコーン」として再デビューしたところ、爆発的ヒットとなった。だが、某プロ野球球団と関係があると間違われることもあり、78年に「ジャイアントコーン」と再改名されたのである。これによって某球団以外のファンも、心置きなく楽しめる商品となった。グリコ広報によると、「アイス市場におけるジャイアントな存在になりたい」という思いも込められているのだという。

 高級アイスに限らず、おなじみの低価格アイスも日々研究され進化している。最近食べていないという人は、想像以上の美味しさに驚くこと間違いなし!?