空けたら危険な福袋?(ヴィレッジヴァンガードのHPより)
空けたら危険な福袋?(ヴィレッジヴァンガードのHPより)

 年始の福袋商戦に向けて、各社は多種多様な福袋を展開している。そんななか、毎年話題となるのが変わり種福袋。なかでも注目したいのが、「ヴィレヴァン」ことヴィレッジヴァンガードの福袋だ。

 本屋であるにもかかわらず、変わり種雑貨やCD、さらにそれを紹介するPOPがおもしろいことで知られているヴィレッジヴァンガード。そんなヴィレヴァンが販売する福袋のひとつが、『【設定金額No.1】店舗在庫一斉処分カメラ福袋2015【お得過ぎてヤバイ!!】』(10800円、税込み)。お店によると「ヴィレヴァン史上最高にデンジャラスな福袋をお届けいたします!」とのこと。

 気になる中身はというと、カメラが入っている。しかし、単にカメラと言ってもその内容はかなり多彩だ。オシャレなトイカメラから、「当たり」にはポラロイドや二眼レフカメラなど、単品で4万円超えの商品が入っていることもある。当たりが入っていればもちろんラッキーだが、中身の平均価格は2500円~3万円。値札はついたままになっているので、どれだけお得かひと目で知ることができる。「お得すぎてヤバイ!」というだけあって、かなりお店側もがんばった内容になっているようだ。

 だが、この福袋の「デンジャラス」なところはこれだけではない。実は中にはたまに「激しい傷みのある商品」が入っているとのことで、公式サイトでは「気に入らなかったら捨ててください」と公言。さらに中に入っているフィルムに関しても「フィルムも期限が切れている物もございます」とまさかのアイテムが入っていることも明かしている。福袋として売っているにも関わらず「捨ててください」という姿勢はヴィレヴァンならではの潔さだ。

 ちなみにこの傷んだ商品たち、設定金額からは差し引かれているとのことなのでご安心を。

 このほかにも、「ヴィレヴァン史上最もおバカでくだらない福袋」「光クラブにどうしても入りたかったあなたへ」「おバカじゃないヴィレヴァンの福袋」など、タイトルだけでも心引かれてしまうラインナップが勢ぞろい。当たってもハズレても楽しめそうな福袋だ。

(ライター・横田泉)