紅白歌合戦を見ない理由(株式会社引越し侍調べ)
紅白歌合戦を見ない理由(株式会社引越し侍調べ)
都道府県別 紅白を見る予定ランキング(株式会社引越し侍調べ)
都道府県別 紅白を見る予定ランキング(株式会社引越し侍調べ)

 今年も残すところあとわずか。年越しは家で過ごすという人も多いだろう。お茶の間の年越しの風物詩といえば「NHK紅白歌合戦」がある。若者の「紅白離れ」が言われて久しいが、実際に紅白を見る人はどれくらいいるのだろうか?

 株式会社引越し侍が運営する引越し比較・予約サイト「引越し侍」利用者を対象に実施したアンケート結果によると、紅白を見る予定が「ある」と答えた人が59%、「ない」と答えた人は41%という結果となった。

 視聴率の低下が懸念されながらも、同調査では半数以上が見る予定があると回答。やはり紅白歌合戦は、年末を代表するテレビ番組であることが示された結果となった。

 見る予定が「ない」と回答した人に見ない理由を聞くと、理由は様々だが、特に「あまり興味が無い」「他に見たい番組がある」「仕事(アルバイト)だから」という意見が目立った。

 他には、「毎年なにかでバタバタしているうちに紅白が始まり、落ち着いた頃には除夜の鐘直前ぐらいの時間となるから(50代・男性)」「実家の父にチャンネル権があり、毎年K1を観ているから(30代・男性)」といった声もあり、年末ならではの、どこか落ち着かない団欒の風景が浮かぶ。特に実家に帰省する人にとって「チャンネル権問題」は大きいようで、親世代が握るか、子ども世代が握るかによっても、紅白を見るか見ないかに大きな影響を与えそうだ。

 また、他に見たい番組があると答えた人のうち、30人が「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」を見る予定だと、番組名も合わせて回答。その他に名前が挙がった番組がなかったことから、「ガキ使」の「絶対に笑ってはいけない」シリーズも、紅白と同様、年末番組として定着していることが伺える結果となった。

 では、都道府県別に見るとどうなのだろうか?

 紅白を「見る」と回答した人が最も多かったのは愛媛県で80%、2番目に多かったのは茨城県で71.4%、3番目に多かったのは岡山県で69.0%となった。

 逆に、紅白を「見ない」答えた人が最も少なかったのは富山県で40.0%、2番目に少なかったのは京都府で43.2%、3番目は本県で46.2%という結果だった。

 また、調査結果を単身・家族に分けてみたところ、単身者で見る予定があると回答した人は54%、家族で見る予定があると回答した人は63%だった。やはりここでも「チャンネル権問題」が大きく物を言っているように感じられた。

 泣いても笑っても、紅白歌合戦が終われば除夜の鐘が鳴り、新しい1年が始まる。見る人も、見ない人も、よい年を迎えたいものだ。