太陽光発電、オフグリッドで普及を目指す・藤野電力 (2/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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太陽光発電、オフグリッドで普及を目指す・藤野電力

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藤野電力の拠点であるシェア・アトリエ牧郷ラボ。石膏のオブジェと太陽光パネルがお出迎え。

藤野電力の拠点であるシェア・アトリエ牧郷ラボ。石膏のオブジェと太陽光パネルがお出迎え。

藤野電力の拠点である牧郷ラボ。手前に設置されているのが太陽光パネル。

藤野電力の拠点である牧郷ラボ。手前に設置されているのが太陽光パネル。

事務所内の太陽光パネル裏のバッテリーには藤野電力のロゴが。

事務所内の太陽光パネル裏のバッテリーには藤野電力のロゴが。


●有志メンバーによる地域の取り組みが全国的な活動に

 藤野電力は、会社のようなピラミッド型の組織ではなく、トランジション藤野の有志メンバーが自分の本業とは別に任意で活動する地域活動のワーキンググループのような組織。現在のコアメンバーは10名ほどだ。活動の中心はミニ太陽光発電キットの組立ワークショップ。彼らのワークショップの特徴は、「自分の手で電気をつくる」という体験を提供することだけでなく、機材や電気の基礎知識、組立方法などを掲載したガイドブックなどを全てオープンソースとして公開し、ノウハウを共有・改善できるようにしていることだ。

 たとえばミニ太陽光発電キットの組立ワークショップは参加費4万2,800円(組立キット代込み)で、これまでに全国で160回ほど開催されており、1,000人超える人々が参加している。ワークショップ参加者同士やオフグリッド発電を志向する人たちがSNSなどで情報を共有するなど、人と人のつながりも広がっている。

 その他の活動として、2013年からはソーシャルWEBマガジンgreenz.jpと協同で、ミニ太陽光発電キットの組立ワークショップを通して、自分の手でエネルギーをつくる人を増やし、つくる人同士をつなげて全国的なムーブメントを目指す「わたしたち電力」プロジェクトを展開している。

 また、牧郷ラボで毎年開催される「ひかり祭り」では2011年から藤野電力が電源担当となり、バイオディーゼルと太陽光発電による電力供給に取り組んでいる。ひかり祭りは今年で11回目を迎えるが、藤野電力が電源担当となる以前の第1回から電源としてバイオディーゼルを取り入れるなど、環境意識の高いイベントだ。

 さらに藤野電力では、オフグリッドの太陽光発電システムを住宅に施工する活動も積極的に行っている。発電装置の設置に加え、LED照明やPCの電源用、室外のガレージ向けなどに配線を施し、電力会社のスイッチの横に藤野電力のスイッチを併設することで、使い分けができるように工夫されている。日常生活の中で、特別な操作をせずに太陽光発電の電力を、電力会社の電気と同様にストレスなく使用できるよう手助けするものだ。


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