参拝客で賑わう出雲大社
参拝客で賑わう出雲大社

 60年に一度の式年遷宮も2013年に竣工し、5年ぶりにその姿を拝めるようになった出雲大社。2014年10月には、高円宮典子女王殿下と、出雲大社禰宜・千家国麿さんのご結婚も執り行われ、観光名所として再び注目が集まっている。

 そこで今回、旅行のクチコミと比較サイト「フォートラベル」は、特集「出雲大社参拝で寄りたい10のスポット」の特集ページを開設した。

 スポットに選ばれたのは、出雲大社のほか、須佐神社、八重垣神社、玉作湯神社、清巌寺、カラコロ工房、カラコロ大黒、湯閼伽(ゆあか)の井戸・日本ぜんざい学会、道の駅湯の川の10カ所。縁結びスポットから美肌の御利益が得られるお地蔵さま、縁結びスイーツなどを厳選した。

 出雲大社(出雲市大社町)に祀られている「大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)」は、葦原中国(あしはらのなかつくに)と呼ばれる、いわば地上世界を治める神様である。毎年10月になると、現代のサミットのように日本中の神様がこの出雲の地に集い、これを取りまとめていたことから、「縁結び」の神様として信仰されている。

 八重垣神社(松江市佐草町)も縁結びの神社として有名だ。「鏡の池」と呼ばれる境内にある池には、水に浸すと占いの結果が書かれた文字が浮かび上がる和紙が売られている。これに10円玉を乗せて池に浮かべることで、紙に書かれた文字を見るだけでなく、紙が沈むまでの時間や沈んだ場所で良縁かどうか占うのが特徴だ。

 玉作湯神社(松江市玉湯町)は、触って祈れば願いが叶うと言われる「願い石」で知られている。社務所で「叶い石」と呼ばれる小さな石を授かり、「願い石」にあてながら願いごとをすることで「叶い石」に力が吹き込まれ願いが叶うと言われている。古くから勾玉の生産が行われていた場所ならではのもので、その効力は確かなものに違いないだろう。

 カラコロ工房(松江市殿町)は、もともと日本銀行松江支店だった。現在は、アクセサリーや和菓子などの作成を気軽に楽しめる体験工房となっている。工房の外にはピンクのポストが設置されており、幸運を招くポストとして知られており、このポストと一緒に写真を撮ると御利益があるという。

 道の駅湯の川(出雲市斐川町)では、「湯の川温泉」の足湯や、地元の特産品である「出西しょうが」を使ったグルメ、そして「ひかわご縁バーガー」というハート形のハンバーガーが有名だ。

 これらが、フォートラベルが厳選した、出雲大社参拝で寄りたい主なスポットである。もちろん、出雲にはこれ以外にも他にはない観光スポットが目白押しだ。今回は選ばれていないが、勾玉の作成などの体験型工房や、黄泉比良坂(よもつひらさか)など神話にも登場するパワースポット、出雲そばや宍道湖のシジミなどグルメにも事欠かない。これを機会に、ぜひ出雲に訪れてみてはいかがだろうか。