なぜロボ? なぜ特撮? 太陽の塔が変身した理由 〈ASAhIパソコン〉|AERA dot. (アエラドット)

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なぜロボ? なぜ特撮? 太陽の塔が変身した理由

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芸術作品をモチーフにした超合金ロボとして話題となっている「太陽の塔のロボ」(c)TARO OKAMOTO/(c)BANDAI

芸術作品をモチーフにした超合金ロボとして話題となっている「太陽の塔のロボ」(c)TARO OKAMOTO/(c)BANDAI

まさかの第3形態「超兵器発動形態」(c)TARO OKAMOTO/(c)BANDAI

まさかの第3形態「超兵器発動形態」(c)TARO OKAMOTO/(c)BANDAI

入念に描き込まれた図面(c)TARO OKAMOTO/(c)BANDAI

入念に描き込まれた図面(c)TARO OKAMOTO/(c)BANDAI

「太陽の塔」は、1970年の大阪万博のシンボルで、芸術家・岡本太郎氏の代表作として知られるモニュメントだ。過去、現在、未来という意味の顔を持つ塔は、今も万博記念公園(大阪府吹田市)にそびえ立ち、その不思議な魅力で見る者の心を引きつけている。

 そんな大作をモチーフにしたロボット玩具の発売が迫るなか、新たに公開されたプロモーションムービーもネットで話題となり、盛り上がりを見せている。

 株式会社バンダイ(本社・東京都台東区)は、「超合金 太陽の塔のロボ」を2014年9月27日に発売する。同社の超合金キャラクターシリーズとしては、初の芸術作品をモチーフにしたもので、監修者である岡本太郎記念館の平野暁臣館長が一目でくぎ付けになったほどの完成度の高さだという。価格は1万8360円(税込み)で、全国のホビーショップや玩具店、ネット通販などで購入できる。

「太陽の塔のロボ」の全長は、約28センチ(ロボ形態時)。亜鉛合金などの金属を用いたダイキャスト鋳造のパーツによる重厚なつくりで、手足を塔内に格納している「塔形態」から手足を展開した「ロボ形態」、さらに胴体上部と中央部が開いて、内蔵する超兵器を発動するという設定の「超兵器発動形態」の3段階に変形する。

 9月1日には、仮面ライダーシリーズなどを手掛けた特撮監督の佛田洋氏によるプロモーションムービーが動画サイト「YouTube」で公開された。このムービーは、特撮を駆使した映画の予告編のような仕上がり。70年の完成から40年以上の時を経た現在、太陽の塔の前に突如立ち込めた暗雲を、塔がロボ形態、超兵器発動形態へと姿を変えながら倒すという内容だ。
 
 変形シーンや超兵器を放つシーン、塔が雄たけびを上げるシーンなどは圧巻で、公開から1週間で再生回数は2万5000回を超えている。

 特設ページなどによると、ロボは、太陽の塔の造形に魅せられた同社のデザイン担当者、野中剛さんが、「太陽の塔がロボットだったら?」という発想から創作を開始したという。

 塔の魅力を独自の解釈で表現したロボの図面を見た平野館長が、「上半身も変形してほしい」と希望し、ロボ形態の他に第3の形態である超兵器発動形態が生まれたという。

 野中さんは特設ページで、「偉大なモニュメント『太陽の塔』は、これからも僕らにとって『ニッポンの希望の巨神』であり続けると信じている」としたうえで、「たて! 太陽の塔のロボ! 未来をひらけ!」と期待を込めたコメントを残している。

 手足の関節は可動式で、ポーズを付けることも可能だ。「芸術は爆発だ」をはじめ数々の名言を残したことでも知られる岡本氏。自身の作品が愛情を込めてロボ化されたことについて感想が聞けたら、と考えてしまう。


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