Wi-Fiルーター 一番速いのはどれ? 6都府県で通信速度比較 〈ASAhIパソコン〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

Wi-Fiルーター 一番速いのはどれ? 6都府県で通信速度比較

画像:スピードテストの結果一覧(画像:株式会社イード提供)

画像:スピードテストの結果一覧(画像:株式会社イード提供)

 外出先でパソコンやタブレットなどを接続するのに重宝するのが、どこへでも持ち運べるモバイル用のWi-Fiルーター。設置に工事が必要ないことから、家でも光ファイバー方式などの固定インターネット回線替わりに使う人も少なくない。この Wi-Fiルーターはインターネット回線を利用したIP電話以外の音声通話が出来ないものの、その分、通常の携帯電話回線よりも安い料金で利用できるのが魅力。モバイル製品がゆえに電池の保ちが気になるところだが、最近では10時間以上駆動する製品も増えてきており、それほど心配せずに使えるようだ。

 筆者も昨年秋から2台目となるWiMAX用Wi-Fiルーターを使用しているが、初代のものより速度は安定してきていると感じる。少し前まで遅いとされていたWi-Fiルーター。最近の機種の通信速度はどのぐらい速くなったのだろうか?

 調査会社である株式会社イードは、東京都、神奈川県、愛知県(名古屋市内)、京都府、大阪府、兵庫県(京阪神地域)の全国6都府県で実施した通信速度調査の結果を発表した。

 使われた機器は、ドコモのXiルーター、UQ コミュニケーションズのWiMAXルーター、ソフトバンクモバイルのSoftBank 4Gルーター、イーモバイルのEMOBILE 4Gルーターの4機種。計測にはパソコンを用いたという。調査は、無線接続だけでなく、パソコンとWi-FiルーターをUSBケーブルで接続し、USBによるテザリングを行う「有線」の状態でも行われた。また、測定には「RBB TODAY スピード測定」が使用されている。

 イード社によると、ネットでサイトや動画を見たり、音楽をダウンロードしたりする時に重要な「下り」速度の場合、有線では、WiMAXルーターが86.67Mbpsという速度を記録したという。さらに同社は、これぐらいの速度ならば家庭用の光回線と遜色ないレベルだと分析している。一方、電波の状態などに左右されがちな無線接続では「SoftBank 4G」が51.57Mbpsを記録したという。

 また、写真をオンラインアルバムやSNSにアップロードする時に重要な「上り」の速度の場合、どの地域でも10Mbpsを切ることが多かったとしている。

 全般的に評価した場合、最も速かったのはWiMAXルーターという結果となった。昨年10月に導入された次世代通信サービス「WiMAX 2+(下り最大110Mbps)」のエリア拡大に伴い、その恩恵を受けた形となったようだ。しかし、関東以外の地域では、WiMAX 2+エリア整備の遅れにより、WiMAX 2+の恩恵が少なかったことも浮き彫りとなった。

 他社でいうと、ドコモは「下り」では苦戦傾向にあったが、「上り」では比較的安定感を見せた。

 ソフトバンクとイーモバイルは傾向が似ており、「下り」は速く、10Mbps 以上の速度が多かったようだ。しかし、「上り」では場所による差が激しく、地域によっては1Mbpsを切るところもみうけられた。

 今回の測定を見る限り、最近のWi-Fiルーターを使えば、Webサイトの閲覧には問題ないことがうかがえる。しかし、ファイルのアップロードを多用する人にとっては、少し厳しい結果となったといえる。

 ちなみに、関東に居を構える筆者は、固定回線を契約せず、パソコンからのネット接続を先に述べたWiMAX用Wi-Fiルーター1台で済ませている。地下エリアなどを除けば、どこでも気軽に仕事の原稿のアップロード、ダウンロードを行うことができるので、なかなか有能な相棒となっている。自らのライフスタイルにあったWi-Fiルーター(相棒)を見つけるためにも、今回のイード社の調査結果を参考にしてみてはいかがだろうか。


トップにもどる dot.オリジナル記事一覧

続きを読む

おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事

あわせて読みたい あわせて読みたい