iOS 8で最大の注目点は? 弱点の文字変換がサクサクになるかも 〈ASAHIパソコン〉|AERA dot. (アエラドット)

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iOS 8で最大の注目点は? 弱点の文字変換がサクサクになるかも

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 日本で6年連続シェアナンバーワンのスマートフォン、iPhone。そのユーザーなら誰でも気になるのがアップデート情報だ。6月3日(日本時間)、アップルが新しいバージョンとなる「iOS 8」を発表した。今回の「iOS 8」は2007年に登場した初代のiPhone
から数えて7回目のメジャーアップデート版OSで、アップルでは「App Storeの登場以来、最大のリリース」と宣伝している。アップデートの対象となる機種は11年発売のiPhone 4S、iPad 2以降となる。

 アップルでは毎年のように大規模なアップデートを行っており、11年以降は毎年秋にiPhoneの新機種発売に合わせて行われている。特に昨年秋にリリースされたiOS 7ではアイコンが平面的なものに変わり、Wi-Fiの設定や、カメラや電卓などがすぐに起動できる「コントロール・センター」機能が追加されるなど、これまでにない大変更となった。それだけに、この変更に戸惑ったユーザーも少なくなかった。

 今回の「iOS 8」で目立った変更点は、特定ファイルしか保管できなかった「iCloud」が、写真、音楽、動画、ドキュメントなど様々なファイルの保存に対応となり、複数の端末で自動共有できる「iCloud Drive」になったことだ。更に、購入した音楽やアプリなどを家族のiPhoneやiPadで共有できる「Family Sharing」や、健康器具と連携して心拍、カロリー消費量、血糖値、コレステロール値などを管理アプリ「Health」の導入、通知センター、メール、写真の機能の強化などが行われた。これらの新機能は、いずれも無料で利用できる(ただし、「iCloud Drive」の無料容量は5GBまで)。全体的に見れば、iOS 7の時と比べて、見た目にはそれほど大きく変わらない印象である。

 しかし、そんな中でも大きく期待できる点がある。それは、IMEと呼ばれる文字入力システムに独自アプリを入れられるようになったことだ。これまでのiPhoneの場合、Androidスマートフォンのように自分好みのIMEのアプリを入れることができず、アップル純正のIMEを使うしかなかった。従来の純正IMEは日本語入力において、「表示される変換候補が少ない」や「長文の変換にも難があり」などといった声があがっており、長い間「数少ないiPhoneの弱点」とされてきた。

 しかし今後、ジャストシステムが開発した「ATOK」など、日本の企業が開発した独自のIMEをアプリとして入れられるようになることで、こうした文字変換等の問題が解決されるのではと期待されている。ジャストシステムが導入に意欲を示しているほか、手書き日本語入力「mazec」を開発しているMetaMojiは、同ソフトをiOS向けIMEとして提供すると発表しており、実現すれば、手書きで文字やイラストを入れることも可能になるだろう。

 iPhoneはアップデートが行われるたびに操作や使い勝手が変更されるので、煩わしいと思うユーザーもいるかもしれないが、古いモデルでも最新のOSが使えるのはうれしいところである。今回の発表と同時に、iOS 8のベータソフトウェアおよびソフトウェア開発キットが開発者向けに提供されている。アップデートも去る事ながら、iOS 8搭載モデルの登場も待ち遠しく期待が膨らむばかりだ。


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