寒ーい!

 思わず、こう口走ってしまうこの季節、多くの人が手荒れに悩んでいるのではありませんか?
 日用品化粧品新聞社によると、最低気温が10℃を下回ると空気の乾燥が著しくなり、水をよく使う仕事に就く人や家事、育児をこなす主婦などの手荒れが深刻化。そのため例年、11~12月ごろからスーパーやドラッグストア、コンビニなどでハンドクリームの売れ行きがぐんと活発になるそうです。
 特に1月20日の「大寒」から立春までの時期は、1年を通して寒さが最も厳しくなる季節。乾燥続きで手荒れが悪化し、「あかぎれ」で苦しむ人が増えるのもこの時期です。

 あかぎれは、どうしてできるのでしょう?

 空気が乾燥すると皮膚の水分も少しずつ蒸発し、カサカサになっていきます。
顔と手のひらを触り比べてみてください。手のひらの方が固く分厚く感じませんか。
 それは手のひらの方が、角質が厚いため。だから皮脂が出にくく、乾燥しやすいのです。
 乾燥はやがて皮膚にひびわれを起こし、放っておくとひびわれが角質を突破して真皮が裂け、痛みを伴っていきます。この状態が、あかぎれです。
最近は水仕事だけでなく、スマホやパソコンなど日常生活でも指は酷使されがちで乾燥しやすい状況にあり、なかなか完治しづらいやっかいな症状です。

「3人の子どもの世話で、冬は必ずあかぎれに悩まされる」という神奈川県・川崎市在住のカズコさん(42)は、乾燥防止にワセリンを指に塗っているそうですが、「べたべたして、触ると子どもがいやがる」ことが悩み。
 米国皮膚科学会も、乾燥肌ケアのアドバイスとして
・シャワーやお風呂はぬるめのお湯で短めにすませる
・入浴後には軟膏やクリームタイプの保湿剤を使う
・加湿器で部屋の乾燥を防ぐ
・症状が重い場合は寝る前にワセリンを塗る
などを挙げていますが、長引くケアにストレスを感じる人も少なくありません。

 そこで注目したいのが「モイストヒーリング」です。

 昔は「傷は乾燥させよ」、と言ったものですが、近年、医療現場でも「傷口を清潔にし、そこからでる滲出(しんしゅつ)液を維持し湿潤環境を保つことで、傷を早くきれいに治すことができる」、モイストヒーリングが普及しています。
 平たく言うと、傷口を体液で満たすことで表皮の再生を促す治療法。つまり、人間が本来持つ自己治癒力を最大限に引き出す治療法なのです。

 ふだんのケア方法は、傷口への消毒や塗り薬は不要で、モイストヒーリング専用のばんそうこうで、あかぎれ箇所を密閉するだけ。

 ドラッグストアの店頭などで目にするジョンソン・エンド・ジョンソンの「バンドエイドR キズパワーパッドTM 水仕事用」は、指先に貼りやすい独自の三日月型の形状に伸縮性に富むパッド、そして表面は完全防水素材だから、はがれにくく、自然とモイストリーリングの効果を高めます。
 さらに、かさぶたを作らず、乾燥から来る神経への刺激を抑えるので痛みもやわらぐというメリットが高く評価されています。

 さあ、今年はあかぎれで悩まない、快適な毎日を。