山陽・高速 新春全線パス2014
山陽・高速 新春全線パス2014
東京都写真美術館HP
東京都写真美術館HP

「年末年始の帰省ラッシュが…」、「初詣で混雑する人々が…」、「初売りに殺到する買い物客が…」。年末年始のニュースはこういった話題があふれているが、帰省もせず、初詣も買い物にも興味のない人はこの9連休をもてあましているのではないだろうか?

「混んでるところはイヤ」かといって、「ホテルに泊まり込んでのんびりする」なんて、お金がかかるのでとんでもない!と言う人のための年末年始ならではのお出かけ情報を、探し出してみた。

【気持ちいいほどみんな休業の丸の内を散策する】
 企業がお休みなのはもちろん、1月1日は丸の内界隈の商業施設はほぼ休業。しんと静まりかえった丸の内を散策したい人はどうぞ。ただし飲食店もお休みなので、東京駅で駅弁でも買って公園のベンチなどで楽しむというのはどうだろう。丸ビルや新丸ビル、オアゾなど2日からは営業開始する施設は多いので、少し賑わいが必要な人は2日以降に。

【一戸建てのオーナーになったつもりで住宅展示場へ行く】
 9連休中1LDKの部屋にこもっているのも何なので、住宅展示場へいって、モデルルームで英気を養うというのはどうだろう。関東ではたまプラザ、戸塚、立川など。関西では千里や中百舌鳥などに住宅展示場はある。「一戸建てなんて関係ないよ」という方。普段の時期の住宅展示場は敷居が高いが、新年のこの時期は各住宅展示場で新春イベントなどがあり、割と気軽に入ることができる。モデルルームの明るいリビングに座ると「今年こそやるぞ!」と前向きな気持ちになるかも。

【年末年始割引切符で普段乗らない電車に乗る】
 JRや私鉄各社がお正月前後に売り出す企画切符には「乗り放題」や「初詣割引」などの切符が数多くある。JR西日本の2日間乗り放題切符などで、正月限定のにわか「乗り鉄」になる事もできるが、「そんな体力や気力はない」という方には近郊私鉄の乗り放題切符などいかがだろうか。
 例えば関東ではつくばエクスプレスが「TX!1日乗り放題きっぷ」を2300円で発売している。秋葉原~つくば間が1日乗り放題。つくばまで行くのもいいが、全く見知らぬ駅でひとつ、ふたつ途中下車して散策するのもいいのでは?関西では「山陽・高速 新春全線パス2014」がおすすめ。山陽電車と山陽バスが1日乗り放題で1600円。こちらは2014年の大河ドラマで人気が出そうな黒田官兵衛ゆかりの姫路へ行くこともできるが、「混雑はイヤ」というのであれば須磨や舞子公園あたりで途中下車をして、新春を迎えた明るい海を眺めるのもいいだろう。

【現代美術や写真を見に美術館に足を運ぶ】
 普段はあまり足を運ばない写真や現代美術を見に行くのはいかが?時間を気にせず作品をゆっくり眺める心の余裕があるこの時期、これまで興味がなかった写真や現代美術に開眼するかも。

 東京・六本木の六本木ヒルズにある森美術館はなんと1月1日も普段通りに開館している。元日は空気も澄んで眺めも良いので、六本木ヒルズからの眺望とあわせて楽しめるのでは?
2日から開館しているのは東京都現代美術館(江東区)。2日、3日の両日は「MOTコレクション」は無料となっている。また東京都写真美術館に至っては2日から開館している上に、2日は各展示とも無料。3日は2割引となっている。

 寝正月、年末年始のテレビ特番、スポーツ中継にあきたら、ちょっと変わった、お正月休みならではのお出かけを!