東京都渋谷区の「DAIKANYAMA T-SITE 『GARDEN GALLERY』」に、日本全国の水道水を味わえる「TAP WATER BAR(水道水のBAR)」が8月1日~7日までの期間限定でオープンした。

 これは、日本のように清潔で安全な水が身近にある環境の人たちが、水環境に恵まれない世界の状況を知り、改善に向けて支援をしていく「TAP PROJECT」の一環。同プロジェクトは、2007年にニューヨークで始まったのち2009年に日本に広がり、博報堂と日本ユニセフ協会が協力して取り組んでいるドネーションキャンペーンだ。

 1日に同会場で行われた会見に出席したプロジェクトのスポークスパーソン・長谷川理恵さんは、「今の季節は特に多くの水分が必要。蛇口をひねるだけで清潔な水が出てくるというのは、当たり前ではなく、感謝すべきことだと思います」と、水が貴重な資源であることを訴えた。

 また、人気スイーツ店「Toshi Yoroizuka」のオーナーシェフの鎧塚俊彦さんは、清らかな水を表現したデザートをプロデュース。

 鎧塚さんがプロジェクトに参加するのは今回で4度目。「レストランやカフェでコーヒーを1杯注文すると当たり前のように水も出てきますよね。実はこれは日本だけ。海外では必ず水が必要か聞かれ、さらにミネラルウォーターは有料です。まずは、自分が料理人の代表として水の大切さを唱っていきたい」と、支援の理由を語った。

 バーで提供される水道水と鎧塚さんによるデザート(数量限定)は無料。代金の代わりに、募金への協力を呼びかけている。

営業時間は平日11:00〜19:00、土日10:00~22:00。

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TAP PROJECT JAPAN
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