「30万を5年で1000万円」にするなど投資家としても活躍している杉原杏璃さん(ダイヤモンド・オンラインより)
「30万を5年で1000万円」にするなど投資家としても活躍している杉原杏璃さん(ダイヤモンド・オンラインより)

 新型コロナの影響で投資を始める人が急増中です。中でも脚光を浴びているのが、貯金ゼロでも、知識ゼロでも今すぐにはじめられる「ほったらかし投資術」。株だけでなく、iDeCo(個人型確定拠出年金)、AI投資、金・プラチナ、FXなど様々なものがあります。そこで今回は、「30万を5年で1000万円」にするなど投資家としても活躍している杉原杏璃さんの新刊『お金に働いてもらう!ほったらかし投資』から、投資家目線でメリット・デメリット、ほったらかしの利点などをわかりやすく紹介します。

仕事を続けながら
同時に投資をして余裕を増やしていく

 最近、FIREムーブメントという言葉をよく聞きます。「ファイナンシャル・インデペンデンス・リタイア・アーリー」の頭文字で、金融的独立とか、早期リタイアとか、早期引退とか訳されています。早い話が「定年年齢を迎える前に、経済的余裕を持って、生活のために仕事をしないようにする」という生活モデルのようです。

 でも、私の考える投資の目的はこのFIREムーブメントではありません。といっても、決してFIREムーブメントを否定するわけではありません。仕事を早く辞めて、悠々自適な生活を送る人がいてもいいと思います。でも、私の投資の目的ではないのです。

 まだ働けるのに仕事を辞めてしまうのはもったいないと思いませんか? よほど自分に向いていないとか、大嫌いな仕事とかなら分かりますけど……。私自身仕事は大好きです。グラビアアイドル、タレント、補正下着、株タレント、どの仕事も楽ではありませんが、私の人生にとって大切なものです。

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必ず定年はやってくる、あなたが思う目的で投資を