※写真はイメージです(Getty image)
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「お水ください」はあり?

 誕生日祝いなどちょっと奮発したディナーで「お飲み物はいかがなさいますか?」と尋ねられたら、食前酒やワイン、ノンアルコールドリンクを頼むのが通常です。

 格式あるレストランでは、お料理に見合った金額のお酒をオーダーするのが礼儀とされますから、たとえお酒が飲めなくても、飲み物を頼まないのはスマートではありません。もちろん、ガス入り、ガスなしなど好みのミネラルウォーターを頼んでもよいでしょう。

 とはいえ、すべてのレストランで必ず飲み物を注文しないと格好がつかないわけではありません。カジュアルなお店での「お水で結構です」は問題なし。和食店で、お酒もソフトドリンク類もいただきたくない場合は、「温かいお茶をいただけますか」でも。

 配慮が必要なのは、焼き鳥屋さんや居酒屋さんのように、お酒を飲むことが前提とされているお店の場合。お料理をおつまみに飲んでもらうことで経営が成り立つので、おつまみだけをいただくのはルール違反と捉えられます。お店によって適したオーダーを考えましょう。

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(諏内えみ:「マナースクールライビウム」「親子・お受験作法教室ライビウム」代表)