ひろゆき氏(撮影:榊智朗)
ひろゆき氏(撮影:榊智朗)

 現在、テレビやYouTubeで圧倒的な人気を集める、ひろゆき氏。

24万部のベストセラー『1%の努力』では、その考え方について深く掘り下げ、人生のターニングポイントでどのような判断をして、いかに彼が今のポジションを築き上げてきたのかを明らかに語った。

この記事では、ひろゆき氏に気になる質問をぶつけてみた。(構成:種岡 健)

■子どもの「人生の可能性」をせばめるの?

 世の中は、どんどんネット社会になっています。そんな状況で、子育てをしている親御さんは、子どもに早めにコンピューターに触れさせたいと思うことも多いのではないでしょうか。

 ただ、子どもが欲しがるのは、iPadのような「タブレット型のPC」でしょう。

 たしかに、機能やスペックだけを見るとパソコンと同じに見えるかもしれませんし、操作も簡単そうで「子どもでも使いこなせるだろうな」と思うはずです。

 しかし、ここに、「大きな落とし穴」があります。普通のパソコンを選ぶか、タブレット型PCを選ぶか、はたまたスマホを買い与えるかで、子どもの将来の可能性をせばめてしまう危険性があるのです。つまり、我が子の人生を変えてしまう選択になるのです。

■消費者になるか、クリエイターになるか

 まず結論を話しておきましょう。

「タブレット型のPC」は、子どもを「ただの消費者」に変えてしまいます。

 なぜなら、はじめからアプリが搭載されており、アプリストアで単純なゲームがすぐに手に入り、指一本の動きでしか操作しなくなるからです。

 この環境に慣れてしまうと、GAFAの賢い人たちの手のひらの上で動かされるだけの人生になります。単純なシステムを指でなぞったり、画面上の動きに反応することしかできなくなるのです。

 スマホやタブレットは、課金したり衝動買いをすることに最適化されすぎています。

 じっくりと作業したり、考えながらものづくりをするのには、タブレット型PCは不向きです。やはり、パソコンでないと厳しいでしょう。それには、さらに深い理由があります。

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「スマホで十分」の大ウソ