■「何をするか」より「何をしないか」


を決めることが大切

 最後に、生きるために最低限必要なことに使う時間です。

 これは具体的には、「食べること」「寝ること」「体調を整える」ことなどです。

 死ぬまで必須なことなので、これら自体を楽しんでしまうか、そうでないなら、なるべく時間をかけずに済ませる方法を選択すべきです。

 後者の場合、ある程度経済的な余裕が出てきたらアウトソースしてしまったほうが良いでしょう。

 家事や洗濯など自分でやらなくても良いものは、お金を払ってアウトソースすることで、自分自身の自由に使える時間が増えます。

 自由に使える時間が増えるということは、寿命が伸びるということと同義なのです。

1.お金を稼ぐこと
2.幸せに感じること(思い出に残ること)
3.生きるために最低限必要なこと

――の3つに該当しないことに、私は可能な限り時間を使わないようにしてきました。

 たとえば、「会社の飲み会で同僚や上司の愚痴を聞く時間」は、お金を稼ぐためでもなければ、幸せに感じることも少なく、生きるために最低限必要なことでもありません。

 このような時間は、自分の人生から排除してしまうのです。

 あなたが使っている時間のなかで、上記の3つに該当しないものを書き出してみましょう。

 そして、それを全てやめてください。やめる勇気を持ってください。

 その分、空いた時間を「あなたの夢を叶えるため」に使うだけでも、「幸せな人生」に大きく近づきます。

 仕事でもなんでも大切なことは、「何をするか」より「何をしないか」を決めること。

 我慢するのではなく、自分の夢を叶えるためや、思い出に残るような時間の使い方ができれば、人生は間違いなくもっと楽しくなります。

 人生は一度きり、どうせなら後悔のない楽しい人生を過ごしましょう。

 自分の時間をなるべく使わず、収入を得る一つの手段として、株式投資も非常に有効です。(遠藤 洋:投資家・自由人)