■幸せな人生を送る3つの時間の使い方

 人間なんていつ死ぬか、わかりません。

 いつ死んでも後悔のないように、自分の人生をしっかりと生きていくことが、自分にできる唯一のことだと思います。

 時間の使い方は、人の価値観や考え方によって違いはあると思います。

 しかし、幸せな人生を送ることを目的とした場合、以下の3つに自分の時間を振り分けることを私はおすすめしています。

1.お金を稼ぐこと
2.幸せに感じること(思い出に残ること)
3.生きるために最低限必要なこと

 お金を稼ぐことに使う時間は、労働時間を増やすのではなく時間単価を増やすことを目的にします。

 単に目先のお金ではなく、数年先まで見据えたときに、何をすればトータルでより多くのお金を得られるかが大事です。

 自分のスキルや能力を磨くために勉強したり、収入を伸ばすために投資副業をはじめたりすることも、この時間にあたります。

 収入が少なかったり経済的に自由ではなかったりする人は、この時間を多く確保するようにしましょう。

 次に、幸せに感じること使う時間です。

 人によって何が幸せかは異なりますから、まずは「自分が何に幸せと感じるのか」を紙に書き出してみることです。

 いくら収入や貯金が増えようが、死ぬ間際に幸せな思い出がほとんど残っていない人生なんて悲惨だと思います。

 ある程度の経済的自由を得ることができたら、思い出に残る時間を増やすようにしたいものです。

 投資などでお金が増えはじめると、お金が増えること自体が目的になってしまう人もいます。

 お金を増やすこと自体が幸せに感じて、死ぬ間際に思い出に残るのであればいいのですが、自分の人生において使いきれないお金を稼ぐことは、もはや人生の無駄遣いだと私は思います。

 貯金1億円を遺して思い出がほとんどないまま逝く最期より、貯金はほとんど使い切ったけれど、多くの幸せな思い出に包まれて逝く最期のほうがきっと幸せです。

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「何をするか」より「何をしないか」