初代プリウス
初代プリウス
「未来に残ってほしい名車」ランキング
「未来に残ってほしい名車」ランキング
「復活してほしい名車」ランキング
「復活してほしい名車」ランキング
プレリュード
プレリュード

 CASE(コネクテッドや自動運転など)と呼ばれる新しい技術トレンドの到来によって、クルマの価値が大きく変わろうとしている。機能性や実用性が大事なのはもちろんだが、いつの時代もクルマ好きは“エモーショナル”な魅力を求めている。そこでダイヤモンド編集部では、クルマ好きの皆さんを対象に緊急アンケートを実施。「未来に残ってほしい名車」「未来に復活してほしい名車」に対する熱い思いを語ってもらった。(ダイヤモンド編集部 土本匡孝)

●日産がワンツー・フィニッシュ

 ダイヤモンド編集部は10月21~27日にウェブによるアンケートを行い、555人から回答を得た。その内訳は、男性が9割、40~60代が8割である。その属性に連動してなのか、回答者全体に対して「経営者・役員、管理職」の割合は4割、年収1000万円以上が3割を占めた。予想通りとはいえ、バブル時代を謳歌した男性陣が多く含まれるという偏った構成の回答者群となったが、根っからのクルマ好きの層とぴったり一致するのだろう。

 さて、まずは「未来に残ってほしい名車」ランキングだが、1位は51票を獲得し、圧倒的な支持を得た日産自動車の「スカイライン(スカイラインGT-Rを含む)」。

 超高級車としてプリンス自動車工業(1966年に日産と合併)から57年デビュー。スカイラインシリーズを展開する一方、69年からは新グレードのスカイラインGT-Rシリーズも始めた。ただし現行車はスカイラインとGT-Rを別の車種として販売している。

 モータージャーナリストの鈴木ケンイチさんは「伝統もあるし、日産も大事にしてきたし、ユーザーに認められ、非常に麗しい結果だ」と評価する。

 一定の条件下で手放し運転ができるという触れ込みの「プロパイロット2.0」はスカイラインから初搭載されている。伝統的なブランドを持つクルマでありながら、新しい技術が搭載される理由について、鈴木さんは「技術の日産の象徴は『やはりスカイラインだ』と社内で大事に思われている証拠だ」と言い、スカイラインシリーズは永久に不滅だとみている。

 アンケート回答者からは、「走りが素晴らしい」(70代無職男性)、「一番記憶に残っている車種だ」(30代会社員男性)といった絶賛の声が上がった。

次のページ
2位は「見た目がカッコいい」「とにかく自分の世代の憧れ」