「以前より疲れやすくなった」
「15分以上はつらくて歩けない」
「信号が変わりそうになって走るとすぐに息が上がる」
「息が一度上がるとなかなか回復しない」
「長い階段は休み休みでないと上がれない」
そんな体力の衰えを感じるようになったあなたに向けて、新刊『10年後、後悔しない体のつくり方』で何歳からでも体が若返る秘訣を指南した中野ジェームズ修一氏。
卓球の福原愛選手やバドミントンのフジカキペアなど多くのアスリートに絶大な支持を得て、青山学院大学駅伝チームのフィジカル強化を指導し、箱根駅伝4連覇に導いた運動指導のトッププロが、理論的かつ結果を出す体のつくり方を伝授します。
「運動すればいいのは、もちろんわかってる」
「でも、それができない、続かないんです……」
わかってます、わかってますとも!
運動が苦手だったり、運動が嫌いだったりする人、中高年はもちろん高齢者でも、「これならできそう」「続けられそう」と思えて、なおかつ、きちんと効果があり、何歳からでもカラダが若返る秘訣を教えます!
●最速で体力をつけるために軽い有酸素運動を始めよう
10年後に後悔しない体のつくり方、最初のステップになるのは「有酸素運動」です。
有酸素運動は、ウォーキングやジョギングのように、息が切れないペースでリズミカルな動きを続ける運動で、健康の土台をつくってくれます。
有酸素運動で高められるのは「全身持久力」です。
体を長時間動かし続ける力のことで「スタミナ」ともいえます。
俗にいう「体力」の正体であり、家事や労働といった日常生活に欠かせない力です。
日ごろあまり体を動かしていないと、年をとるごとに全身持久力は低下します。
スポーツ庁(平成29年度体力・運動能力調査)によると、全身持久力を示す「20mシャトルラン」(20m間隔で平行に引かれたラインを合図音に遅れず何往復できたかをカウント=往復持久走)の成績は、「男性14歳」「女性13歳」がピークで、それ以降は男女ともに右肩下がりとなっています。
シャトルランを試さなくても、表にあるような自覚があるとしたら、あなたの全身持久力は低下している恐れがあります。
早速、セルフチェックしてみてください。
1つでも思い当たる項目があったら、ぜひ有酸素運動で全身持久力を高めましょう!