●YOSHIKI、人気の秘訣は八白としての二面性にあった!?

 まず、YOSHIKIの「ナインコード」(どんな人も9タイプに分かれるナインコードは本書参照)を明らかにしましょう。

 YOSHIKIは、1965年11月生まれの「山の八白」です。

 これまで、同連載でも様々な八白の人間にスポットを当ててきました。

「いまでしょ!」の林修先生。

 美術界の巨匠、岡本太郎先生。

「Kawaii文化」の生みの親きゃりーぱみゅぱみゅ。

 彼らはみんな「山の八白」です。

 八白の人間で、その気質を活かしきっている人には“ある共通点”があります。

 なんだかわかりますか…?

 その共通点は、「二面性」を持ち合わせていることなのです。

 ここで、あなたに質問します。

 YOSHIKIという名を聞くと、あなたはどんなイメージを持ちますか?

 フェロモン全開で妖艶なたたずまいでドラムをたたく姿でしょうか。
 それとも、サングラスをかけて柔らかな口調でトークを繰り広げている姿でしょうか。

 きっと、両方のイメージが頭に浮かんでいる人が多いのではないでしょうか。

 YOSHIKIの人気の秘訣、それは、この二面性にこそあります。

 普段は柔らかく温和なイメージなのに、ステージに立つと変貌を遂げて周囲を「あっ」と驚かせる。 林先生もそうです。

 普段は優しそうなのに、何かを熱く語るときはまるでスイッチが入ったかのように、博識ぶりを発揮し、他を圧倒します。普段の柔和な表情とはまるで異なり、頼もしさ全開です。

 そして、きゃりーぱみゅぱみゅ。

 彼女もまた八白としてのギャップを持ちます。

 彼女を知らない人は、「あの奇抜な格好の人?」ぐらいのイメージしかないかもしれませんが、彼女は「Kawaii」文化を世界に広げた革命者なのです。

 こういった二面性を持つのは、山の八白人の特性でもあります。

 八白の人は情に厚く、何事にもぶれないという精神的な強さを持っていますが、もう一方でダイナミックに動き、他を圧倒しながら魅了するという気質を持ちます。

 もちろん、意志の強さは健在ですので「頼りになる」というイメージを持たれます。

 ここで、改めてYOSHIKIを思い返してください。

 普段は温厚で柔らかい人柄ですが、音楽となると一変し、力強いメロディを奏でます。

 こうした八白のギャップこそが人間の心をくすぐるのです。

 天皇陛下御即位十年を祝う祭典で自作の奉祝曲を披露したこともあるYOSHIKI。

 こうした実績を聞くと、さぞかし高貴な人なのだろうと思うかもしれませんが、いざお茶の間の番組に出ると、「え、こんなに優しそうな人なの?」と驚いてしまうぐらいの雰囲気を見せてくれます。

 超一流アーティストであるYOSHIKIですが、テレビに出ているときには決して偉そうに振る舞うことはなく、気さくで穏やかな雰囲気をかもし出します。

 この、実に八白らしいこの二面性こそが、YOSHIKIの真骨頂と言えるでしょう。

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YOSHIKIの人生を支える 八白としての「〇〇」なこだわり