では、Bさんがこれまで出会った40代以上の女性は、本気の恋を探している人・息抜きの火遊びがしたい人、どちらが多かったのだろうか?

「遊び目的の人の方が多いと思います。遊び好きな人がそのままその年になったというパターンだと、まあお遊びの割り切った関係ですね。

 ああ、でも、『本気の恋を探している人』というのはあまり見かけませんね。『なんとなく刺激を求めて、初めて出会い系に登録してみたけど…』という人はそれなりにいます。そういう人と関係を持って、結果的に本気の恋に発展するパターンがある。

 自分はいわゆる“熟女”が好きなんです。最近の40代女性はみんなすごくキレイで若くしてますから。50代で、それこそ『子育てを終えて第二の人生を』なんて期待に胸を膨らませている女性とも、もっとたくさん遊びたいと思っています」

 全国のお父さんたちの敵(かたき)的存在といって差し支えないBさんだが、彼の経験則に基づく持論にはそれなりの説得力がある。彼の話を参考にするなら、40代以降の女性は特に「自分の女性性を感じたい」と感じる傾向が強まっていくのかもしれない。

●子どもを前に自由恋愛宣言 始まった母の第二の人生

 Cさん(34歳女性)の母は、Cさんが大学に進学したタイミングでおおっぴらに不倫を始めた。母からCさんに直接、こんな話があったという。

「改まった様子の母が、私と弟をリビングに呼び出して話し始めました。『実はお父さんとはうまくいっていないの』と。おそらく私が高校生の頃からだったと思いますが、両親の関係が冷え切ったように感じられていたので、これにはあまり驚きませんでした」(Cさん)

 しかし続く言葉には少なからず驚かされることになる。

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もう「いい人」ができていた