本書の『9code(ナインコード)占い』 では、藤井四段と加藤九段を、同じ「湖の七赤(しちせき)」と見ます。

 紀元前に成立した歴史を誇る世界最古の『易経』をベースに、帝王学、運命学などを加味してできあがったものが、この『9code(ナインコード)占い』です。

 戦国武将から芸能人、有名経営者、ビジネスパーソンまで、計1万人のサンプリングを体系化することで、統計学的な再現性を担保しました。

 さらに、私が経営コンサルティングの現場で実践し続け、その効果を実証できたので、初めてまとめることにしました。

 ですから、「これ、当たってる!」と感じる従来の占いとは一線を画し、本書は「現状を好転させる実践ツール」なのです。

●人間は、9タイプしかいない?

『9code(ナインコード)占い』 では、人間を地球生命体の一部と考え、どんな人間も「生年月日」で次の9タイプに分けられます。

 1.水の一白(いっぱく)、2.大地の二黒(じこく)、3.雷の三碧(さんぺき)、4.風の四緑(しろく)、5.ガイアの五黄(ごおう)、6.天の六白(ろっぱく)、7.湖の七赤(しちせき)、8.山の八白(はっぱく)、9.火の九紫(きゅうし)など、『9code(ナインコード)占い』では、それぞれのタイプが持つイメージを大切にします。

「湖」は水が集まってできるものであり、動物たちを癒すオアシスです。その特性から人々を楽しませ、癒し、安らぎを与えるという使命があります。

 まったく違うタイプに見えた藤井四段と加藤九段ですが、「人を癒すキャラクター」としては、共通する特徴と言えるでしょう。雨が水の流れになり、小さな「澤」ができて、大きな「川」になり、「湖」になる。この一連の流れが人々を潤し、会話力や表現力、情報伝達力によって、人と人をつなげていくことになります。

 ここから、かけ引きにすぐれ融通性がある、話上手で表現豊かなど、藤井四段と加藤九段を象徴するイメージが、まさに「湖」なのです。これに「色」を加えると、さらにイメージが広がります。

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