本書でも赤裸々に語らせてもらいましたが、私自身も、自分の人生を【バイオリズム】に当てはめて考えてみると、人生の浮き沈みが見事に【陽と陰】でマッチングしています。

 これも【バイオリズム】に根ざした統計なのでしょうか。

 いま、社会人になりたての新卒が、入社してすぐに辞めるというのが増えています。

 実は、新卒1年目というのは、就職浪人などしていれば別ですが、ほとんどの人が【陰5年】の位置にいる際に、入社をしているのです。

 つまり、エコノミーモード真っ最中に、新しいことを始めてしまっているわけです。

 本当は、新しいことは避けるべき年なのにかかわらず……。気力が弱まっているのですから、新しいことは難しいのは当然なのです。

 しかし、その辛さに耐えられないと、人は辞めてしまいます。

 せっかく就職活動を頑張って入社したのに、もったいないですよね。未来ある若者なのに。

 もし、この【バイオリズム】の法則を知っている人が、会社にいれば、新入社員を理解してあげられます。

 また、一人、人を救うことにもつながるかもしれないのです。

 これを読んでいるあなたも、本書 を通じて、【バイオリズム】の法則を学んでみてください。きっと、世界観も変わるはずです。

●藤井四段とひふみんが同じタイプ!?

 2017年6月、中学生プロ棋士・藤井聡太四段(2002年7月19日生)が、30年ぶりの記録更新となる前人未到の29連勝を達成しました。とても14歳とは思えない、落ち着いた雰囲気と真摯な人間性で話題を集めています。

 一方、同じ将棋界で大注目なのが、「ひふみん」こと加藤一二三九段(1940年1月1日生)です。

 2017年6月20日に、最高齢棋士(77歳)として現役引退後も、その熱い語り口と独特のキャラクターで注目され、テレビでも大人気です。

 真逆のキャラクターに見える2人ですが、実はこの2人が同じタイプ(気性)だとしたら、興味深いことではないでしょうか?

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