●お客の『9code』を分析して、リピート率9割を実現したレストラン

 私のクライアントで、レストランを経営する傍ら、2人の子育ても頑張っている「湖の七赤(しちせき)」のCさん(30代後半の女性)は、努力と工夫でレストランの業績を上げています。

 本業のレストラン経営では、お客様に会員になってくれることを勧めて、生年月日を知り、『9code』でお客様ひとりひとりを分析。

 取得済の住所やメールアドレスからお客様の「感じ方」「気性」に合った手紙を出したり、一斉メールではなく、お客様のタイプ別の内容に変え、メールを出したりしています。

 さらに、お客様の生年月日を『9code』で分析し、お客様が一番喜ぶ方法でプレゼントを渡しています。

 すると、会員にさえなっていただければ、リピート率は9割を超えるようになりました。

 確かに、『9code』の分析結果で、タイプ別にサービスするわけですから、お客様がファンになるのは当然の結果と言えましょう。

 いまやどのレストランも「会員登録」後にくるメールやハガキで差別化するのは至難の業。しかし、ほんのひと手間、『9code』でタイプ別にメールやハガキを出すことで、大きな成果が出たのです。

『9code』を使い、相手の心中を察することができると、相手を理解できるようになり、相手に合わせることは苦痛でなくなります。

 それどころか、他人を理解できて、合わせられる自分のことを「成長した」と、自分をほめてあげられるようにすらなるのです。

●藤井四段とひふみんが同じタイプ!?

 2017年6月、中学生プロ棋士・藤井聡太四段(2002年7月19日生)が、30年ぶりの記録更新となる前人未到の29連勝を達成しました。とても14歳とは思えない、落ち着いた雰囲気と真摯な人間性で話題を集めています。

 一方、同じ将棋界で大注目なのが、「ひふみん」こと加藤一二三九段(1940年1月1日生)です。

 2017年6月20日に、最高齢棋士(77歳)として現役引退後も、その熱い語り口と独特のキャラクターで注目され、テレビでも大人気です。

 真逆のキャラクターに見える2人ですが、実はこの2人が同じタイプ(気性)だとしたら、興味深いことではないでしょうか?

 本書の『9code(ナインコード)占い』 では、藤井四段と加藤九段を、同じ「湖の七赤(しちせき)」と見ます。

 紀元前に成立した歴史を誇る世界最古の『易経』をベースに、帝王学、運命学などを加味してできあがったものが、この『9code(ナインコード)占い』です。

 戦国武将から芸能人、有名経営者、ビジネスパーソンまで、計1万人のサンプリングを体系化することで、統計学的な再現性を担保しました。

 さらに、私が経営コンサルティングの現場で実践し続け、その効果を実証できたので、初めてまとめることにしました。

 ですから、「これ、当たってる!」と感じる従来の占いとは一線を画し、本書は「現状を好転させる実践ツール」なのです。

次のページ