(※写真はイメージ)
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「一流」になるために磨くべき、「人間関係」・「仕事」・「運」・「お金」・「自由」・「生き方」とは。映画監督、ライフスタイル・プロデューサー、生活探検家と、幅広く活躍する浜野安宏(はまの・やすひろ)氏による「提言」を、書籍『一流の磨き方』より、一部、抜粋して紹介する。「本物」を知る人だけが、本物になれる!

●失敗は成功へのステップであり、失敗しない人間に成功は訪れない

失敗とは「学びの経験」です。
 失敗を受け入れ、そこから学ぶ。そして、失敗から得た知恵を次に活かす。

 失敗は成功へのステップであり、失敗しない人間に成功は訪れません。

 私は「積極的試行錯誤のススメ」と言っていますが、若いうちに、できるだけ試行錯誤を繰り返したほうがいいと考えています。

「試行錯誤して失敗したらどうなるのか」と考えているうちは、試行錯誤はできません。「あれだけのことをやったのだから、大丈夫」と実感できる体験をしておくべきです。

 40歳を「不惑(ふわく)」と言いますが、私の実感として、40歳は、まだ迷う年齢です。不惑は「50代に入ってから」だと思います。

 50歳のときに「自分のやることはこれだ!」と決めるためにも、45歳くらいまでは、失敗を怖れずに、たくさん試行錯誤をしておきましょう。

 一流は山のような「失敗」によって磨き抜かれて輝きます。

 私はよく、「浜野さんは、たくさんのプロジェクトを成功させていますね」と言われますがそんなことはありません。
 実現しなかったプロジェクトのほうが、はるかに多いのです。

 また、「浜野さんなら、何もしなくても仕事が舞い込んできますよね」と聞かれることもありますが、そんなことはありません。

 今でも懲りずにプレゼンテーションをしています。

 しかも、プレゼンテーションの成功率は高くはなく、30カ所にプレゼンテーションをして、ひとつ通ればいいほうです。

 プレゼンテーションで通っても、途中でプロジェクトが頓挫、立ち消えることも多々あります。

 私は大学時代に会社をつくり、今日まで、約50年間、プレゼンテーションと説得ばかり続けてきた気がします。

 このままだと、来世まで説得を続けているかもしれません。

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