グーグル社員はなぜメールを使わないのか (3/5) 〈ダイヤモンド・オンライン〉|AERA dot. (アエラドット)

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グーグル社員はなぜメールを使わないのか

世界一速く結果を出す人は、なぜ、メールを使わないのか

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メールの処理に追われて仕事が捗らない人も少なくない。みなさんはメールに依存しすぎて、業務の効率が悪くなっていないだろうか?(※写真はイメージ)

メールの処理に追われて仕事が捗らない人も少なくない。みなさんはメールに依存しすぎて、業務の効率が悪くなっていないだろうか?(※写真はイメージ)

世界一速く結果を出す人は、なぜ、メールを使わないのか

ピョートル・フェリークス・グジバチ著

978-4797388381

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●ロジカルシンキングをしている暇はない!

(1)論理や分析より「ひらめき」を大事にする

 日本ではロジカルシンキングの本が流行っているうえに、分析が好きな人が多い。しかし、そもそも何のための分析なのかが明確になっていないと、無意味だと言ってよい。自社や競合商品の売上データなどをもとに、どれだけ精緻に売上の数字を分析しても、売上は上げられない。売上を上げるのは自社独自の商品やサービスで、そのもとになるのはロジックではなく思いつきやひらめきだからだ。数字やデータは「過去」を教えてくれたとしても、「未来」を生み出しはしない。

 また、新しいアイデアを出すうえで必要なのは、精緻な数値分析ではなく、ひらめき、直感、研ぎ澄まされたセンスである。アイデアはふとした瞬間に突然降りてくる。「ふとした瞬間」を意図的に起こすには、刺激となる発想のヒントを大量に用意することが肝要だ。それらを組み合わせたり、自由に言語化したりしていくと、アイデアはどんどん膨らみ、ひらめきの連鎖が起きるはずだ。

(2)集合知でクリエイティブな発想を生む

 グーグルでは、さかんに企画会議などのミーティングが行われている。ポイントは、プレゼン形式はとっていないという点である。プレゼン形式は誰かがひとりでコンセプトを練り、資料にまとめて、説明するというものだ。そして他の参加者がコメントを加え、GOサインを出すか、ボツにするかを決めていく。これでは、アウトプットの質の上限が、その企画の提出者によって決まっているも同然で、自由に発想を広げられない。

 そこで、会議のやり方を根本から変える必要がある。企画の資料をつくる時間をなくして、何か思いついたら心当たりのある人たちに声をかけて、いきなり企画会議を始める。これが、集合知を活かして、思いつきをすぐ形にするためのコツだ。年功序列にとらわれず、できるだけ多様なジャンルの人や他部署の人たちに会議に入ってもらうようにすれば、いっそう発想が豊かになるにちがいない。

●一瞬で仕事が終わる「神速仕事術」

(1)忙しくても10倍の結果を出すために

 10倍の成果を出すうえで大事なのは、目標を高く設定してそれに見合うように動いていくことである。まずは、自分の中の前提や固定観念を打ち破ることが求められる。今と同じことを続けていたらがんばっても2倍の成果がいいところだが、違うやり方を試せば、10倍を達成できる可能性が生まれる。

 最大のゴールは「自分の仕事を壊す」ことに尽きる。「自分の仕事がなくなるのではないか」と恐れるのではなく、どうすればもっと自動化・省略化できるかを考えるのだ。自分の仕事は永遠に続かないという前提に立てば、10倍の結果を出しやすくなる。

(2)仕事の加速度を上げる

 言葉で説明するよりも「プロトタイプ(試作品)」をつくってやりとりする方が、スムーズに仕事を進められる。ムダなコミュニケーションを省けるだけでなく、認識の違いも埋められるからだ。

 速く仕事をし、速く結果を出すために大事なのは「人」との信頼関係である。職場の仲間と互いに信頼関係を築いているからこそ意思疎通をスムーズにし、チーム全体のパフォーマンスを向上させられる。

 個々のメンバーが力を発揮するには、信頼と尊重を得ているという実感をもたらす「心理的安全性」が欠かせない。職場の「心理的安全性」を高めるには、それぞれの意見を伝え合うフィードバックループをつくるといい。風通しの良い社内になるような仕組みができると、信頼関係が生まれ、各人が仕事に集中できる。ただし、相手の意見を頭から否定するのは避けるようにしたい。


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