コーヒー、タバコ、緑茶が「遺伝子スイッチ」を変える!? 最新遺伝学でわかった「とっておきの食事法」 (2/3) 〈ダイヤモンド・オンライン〉|AERA dot. (アエラドット)

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コーヒー、タバコ、緑茶が「遺伝子スイッチ」を変える!? 最新遺伝学でわかった「とっておきの食事法」

シャロン・モアレム著/中里京子訳ダイヤモンド・オンライン

 ともかく、もしコーヒーがあなたの遺伝子構造になじまないとしたら、緑茶を楽しめばいい。けれども、腰を下ろして「センチャ」や「マッチャ」を楽しむ前に、ちょっと思い出してほしい。ぼくらがすることは、すべて、遺伝子に何らかの影響を与えるということを。

 緑茶の場合は、ある種のがんを防ぐ可能性が示唆されている。最近、「エピガロカテキン-3-ガラート」と呼ばれる、緑茶に含まれる強力な化学物質を乳がんの細胞に投与した研究者たちが、ふたつの重要な結果を手にした。乳がん細胞がアポトーシス(細胞死)と呼ばれる細胞のプロセスによって自滅しはじめ、自滅しなかった乳がん細胞も成長速度が鈍くなっていたのである。いまいましいがん細胞に対する新たな治療法を探しているなら、こうした反応こそ、まさに望んでいるものと言えるだろう。

 がん細胞がどのようにしてふるまいを変えるように促されたのかが判明したとき、エピガロカテキン-3-ガラートは、ポジティブなエピジェネティック変化――DNAをオンまたはオフにすることによって遺伝子発現の調節を助ける変化――を促すことができるという事実が明らかになった。これらは、細胞が身体の「集産主義的バイオロジカル・マニフェスト」に従うことを拒否したときに、それらをコントロールするうえで欠かせない重要なステップだ。なぜなら、細胞が協力して作業することをやめ、悪質な狼藉に打って出ると、がんが発生するからだ。

 ぼくらが食べたり、飲んだり、果ては吸ったりするものと遺伝子の相互作用に関する研究が進むにつれ、こうした相互作用が健康の維持にいかに重要であるかは、ますます明らかになってきている。

 そして、同じゲノムを受け継ぎ、似たような食生活を送っている一卵性双生児の研究から、栄養学のパズルにおける重要な未解明部分が判明しつつある。

 だからこそ、ここであなたに、ご自分の腸内微生物叢(いわゆる腸内フローラ)について知ってもらいたいのだ。


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