●親の性器など隠さず、あっけらかんと見せて免疫に

 トイレに入る母親を追いかけて、ドアを開けたがるころから、性器に対する興味が芽生えているのです。

 親の性器など隠さず、あっけらかんと見せて免疫にすることです。

 性器を清潔にすることも教えます。汚(よご)れた手でさわり、尿道炎を起こし、大騒ぎするのも、汚い手で粘膜をさわらないことが身についていれば起きないことです。

「そんなところをさわるからよ」と叱らないように。

 同時に、口、耳、鼻、へそ、性器、肛門などの洗い方も具体的に教えてください。

 また、お風呂に一緒に入って、幼児が自分で洗えるようになると、体全体を洗う意味を教えます。

 傷のつきやすい性器部分の洗い方では、厚い皮膚、足の裏やひざ、ひじなどの洗い方との違いなどを教え、1ヵ所もおろそかにしない「大事な体」と知らせることです。

 どの部分も大切な自分の体なので、衛生上、お尻の穴だけが汚い場所としない躾(しつけ)が、性器に対する興味の持ち方も変えてくれます。

 おむつが取れることと並行して、大小便の管理は幼児がする方向へ持っていきます。パンツが汚れたら、「上手に拭けなかったの」「下痢をしたみたい」などと幼児みずから報告ができて、やっとおむつが完全に取れたと言えるのだ、と思ってください。

 また、用便の前にも、洗わなくてはいけない手の汚れがあることも、教えなくてはなりません。

●計34万部突破シリーズのベストセラー3部作を1冊にギュッと凝縮!――「脳科学おばあちゃん」からのメッセージ

 このたび、累計34万部を突破した「カヨ子ばあちゃんシリーズ」のベストセラー3部作……『カヨ子ばあちゃん73の言葉』『カヨ子ばあちゃんの男の子の育て方』『カヨ子ばあちゃんのうちの子さえ賢ければいいんです。』の中で、ここだけは絶対読んでいただきたい項目を、子育て中のお母さんとともに厳選。
 1冊にギュッと凝縮して、エッセンスだけをとじこめた『0歳からみるみる賢くなる55の心得』を出版しました。

 私の本を一度も読んだことがない方にも、何度も読んだことがある方にも満足いただけるよう、夫で「脳科学の権威」の久保田競と協力し、最新の脳科学データを満載、内容も完全アップデートしました。

 この本は、「脳科学おばあちゃん」の【スーパーBEST版】、【ベスト・メッセージ集】と言ってもいいでしょう。

 おかげさまで、『0歳からみるみる賢くなる55の心得』は発売早々、第3刷が決まりました。本当に有り難うございます。

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