- コラムニスト
- 下山進

下山進
1993年コロンビア大学ジャーナリズム・スクール国際報道上級課程修了。文藝春秋で長くノンフィクションの編集者をつとめた。上智大学新聞学科非常勤講師。2018年より、慶應義塾大学総合政策学部特別招聘教授として「2050年のメディア」をテーマにした調査型の講座を開講、その調査の成果を翌年『2050年のメディア』(文藝春秋、2019年)として上梓した。著書に『アメリカ・ジャーナリズム』(丸善、1995年)、『勝負の分かれ目』(KADOKAWA、2002年)、『アルツハイマー征服』(KADOKAWA、2021年)、『2050年のジャーナリスト』(毎日新聞出版、2021年)。
-
【下山進=2050年のメディア第43回】週刊朝日の「夢十夜」。紙の雑誌の時代とともに生きた。
こんな夢を見た。 戦争の気運が遠のき、何やら世の中がかまびすしい。海軍は軍縮をせまられた。新聞が初めて100万部を突破した。そんな時代に、日刊ではなく、月に一度、あるいは10日に一度、様々な言論をの
週刊朝日
5/31
-
【下山進=2050年のメディア第42回】横須賀の米軍基地に中国のミサイルが着弾。日本は参戦するのか?
グローバルに読者をもつ英『エコノミスト』のお家芸に「予測報道」がある。 毎年12月には、翌年の様々な分野でのトレンドを予測する『The World in』という年刊誌も出している。もちろん予測は外れ
週刊朝日
5/24
-
【下山進=2050年のメディア第41回】手数は少なく、文字の力を強く。装幀家、緒方修一の「名人伝」
今は昔。 福岡の大学のデザイン科を出て東京でアルバイト生活を続けていた緒方修一(おがたしゅういち)は、新潮社のデザインアルバイト募集という広告をみつけ、応募していた。 実技の試験があった。 倉本聰の
週刊朝日
5/17
-
【下山進=2050年のメディア第40回】女性活躍が進むとどんな変化があるのか? そこを書いてほしい
たまたま、日本記者クラブに用事があって、そこにあった新聞協会発行の月刊誌『新聞研究』の3月号を手にとった。「新人記者に向けて」という大特集があり、読売の専務や、共同通信の社会部長など、現役の記者、管
週刊朝日
5/10
-
【下山進=2050年のメディア第39回】神保町古本屋街 花田紀凱と平台散歩。史上最高の古本は何か?
月刊『Hanada』の花田紀凱(かずよし)は、校了の作業に疲れると、神保町の古本屋街をめぐって「平台散歩」をする。 過日、その平台散歩につきあった。花田は私が1986年に文藝春秋に入社した時の最初の
週刊朝日
4/26
-
【下山進=2050年のメディア第38回】スマホでもプラットフォーマーに。ヤフーの知られざる戦略
このコラムのタイトル『2050年のメディア』は、2019年10月に刊行された単行本からとっている。その文庫版が文藝春秋より刊行された。 この文庫版には、400字×70枚の書き下ろしの新章
週刊朝日
4/19
-
【下山進=2050年のメディア第37回】金沢は観光都市ではない。部数を減らさない新聞『北國新聞』の編集術
曾祖父奥田頼太郎の墓は金沢市内の有名な観光スポット忍者寺(日蓮宗妙立[みょうりゅう]寺)のすぐ近くの曹洞宗常松(じょうしょう)寺にあった。前住職の山崎邦明が親切に出迎えてくれ、お経もあげてくれたが、
週刊朝日
4/12
-
【下山進=2050年のメディア第36回】部数を減らさない新聞 北國新聞とともに私のルーツを探る旅
昨年11月に身罷(みまか)った私の母は、茶を嗜(たしな)んでいた。専業主婦で4人の子供を育てたが、子供の手が離れてから、50代になって、九州大学の院に入り、千利休の秘伝書として伝わった古伝書『南方録
週刊朝日
4/5
-
【下山進=2050年のメディア第35回】土産など持っていくな! ワシントン・ポスト元社会部長のレッスン
ちょっと前の話だが、学生が、ある人の紹介で、私のところにやってきた。その方は取材でお世話になった方だったので、会うことにした。 その学生の相談が、「卒論のテーマ自体を教えてほしい」というものだったの
週刊朝日
3/29
-
【下山進=2050年のメディア第34回】紙からWEB、リアルへ 女性誌は活動の場を移しつつある
「MORE」が、1980年と1981年に行った女性の性に対する調査「モア・リポート」は大反響を呼んだ。 もともと、「MORE」が創刊された1977年ごろ、米国で行われて大きな反響を呼んでいた『ハイト・
週刊朝日
3/22
別の視点で考える
特集をすべて見る
この人と一緒に考える
コラムをすべて見る
カテゴリから探す
-
ニュース
-
教育
-
エンタメ
-
スポーツ
-
ヘルス
-
ビジネス