第15回 家族皆で学習しながら健康にもなれる 『たべることがめちゃくちゃ楽しくなる! 栄養素キャラクター図鑑』 |AERA dot. (アエラドット)

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第15回 家族皆で学習しながら健康にもなれる 『たべることがめちゃくちゃ楽しくなる! 栄養素キャラクター図鑑』

文・加賀見徹

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監修者 蒲池桂子(かまち・けいこ)女子栄養大学栄養クリニック教授。栄養クリニック営業管理、生活習慣病栄養相談、企業向け栄養コンサルティングを行っている

監修者 蒲池桂子(かまち・けいこ)
女子栄養大学栄養クリニック教授。栄養クリニック営業管理、生活習慣病栄養相談、企業向け栄養コンサルティングを行っている

『たべることがめちゃくちゃ楽しくなる! 栄養素キャラクター図鑑』監修:田中明(たなか・あきら)女子栄養大学臨床栄養医学研究室教授/栄養クリニック所長、医学博士。生活習慣病患者の診察と各種健康雑誌、テレビ番組などの監修を行っている監修:蒲池桂子イラスト:いとうみつる広告デザイナーを経てイラストレーターに転身。ほのぼのとした雰囲気の中“ゆるくコミカル”な感覚のキャラクター作成を得意とする

『たべることがめちゃくちゃ楽しくなる! 栄養素キャラクター図鑑』
監修:田中明(たなか・あきら)

女子栄養大学臨床栄養医学研究室教授/栄養クリニック所長、医学博士。生活習慣病患者の診察と各種健康雑誌、テレビ番組などの監修を行っている
監修:蒲池桂子
イラスト:いとうみつる

広告デザイナーを経てイラストレーターに転身。ほのぼのとした雰囲気の中“ゆるくコミカル”な感覚のキャラクター作成を得意とする

たべることがめちゃくちゃ楽しくなる! 栄養素キャラクター図鑑

監修:田中明、蒲池桂子/イラスト:いとうみつる

978-4284203135

amazonamazon.co.jp

 栄養素はおもしろい! 基本の栄養素をまとめてキャラクター化した、大人も子どもも楽しめる『たべることがめちゃくちゃ楽しくなる! 栄養素キャラクター図鑑』(日本図書センター)が今、注目されている。
 どの食材に何の栄養素が入っているのか。それぞれの栄養素が不足するとどうなるのか、逆に取り過ぎるとどうなるのか。子どもの好き嫌いをなくしたい。手軽に栄養素の知識を身につけたい。この本は、そのような人たちのための栄養素入門図鑑である。栄養学でお馴染(なじ)み、女子栄養大学栄養クリニックの協力のもと、知っておきたい基本の栄養素をキャラクター化。ユニークなキャラクターたちが、栄養素の働き、含まれる食材、組み合わせのよい栄養素をわかりやすく解説する。
 食べものの好き嫌いが多めの男の子・栄太、ダイエットに夢中の女の子・養子、栄太と養子のペットの犬・素の丸の栄養素たんけん隊が「栄養素の国」に出かけるという物語だ。登場する栄養素キャラクターは37種類。各キャラクターたちには、その栄養素の働きが一目でわかる特徴が盛り込まれている。タンパク質くんは「筋肉などのからだをつくる」ことが主な働きなので、マッチョなキャラクター。ちょっと気になる脂肪酸トリオやコレステロール兄弟など、見ているだけで特徴がわかる楽しいキャラクターたちが見開き(2ページ)ごとに登場する。

■学校教育でも評価

 「栄養素それぞれがからだの中でどのように働いて、どのような力をもっているのか、色々なことを知っていると食事も楽しくなります」と言う監修者・女子栄養大学栄養クリニックの蒲池桂子教授に話を聞いた。
 最近は食べものによって、性格も決まってくるといわれているほど。そして、成長作用や腸内作用にまで関係するという。人間のからだは宇宙なのだ。その宇宙の中のいたるところで様々な働きをしている。それを感じながら日々の生活をすることはとても大切であり、また食事を大切にすることが自分のからだを大切にすることにもつながる。この食べものにはこのような栄養素が入っているということを改めて考えることによって、食べものにも愛情が生まれてくる。それが強い味方にもなるのだ。
 小学校では中学年から高学年のときに、からだをつくる基本の「三大栄養素(タンパク質、糖質、脂質)」などを学ぶ。本来、学校教育ではキャラクターを用いることはあまりなかった。しかし、このような栄養素のキャラクターによって非常にわかりやすくなったと評価されているという。キャラクターものだからといって避けることはなく、児童が興味・関心をもって楽しみながら学習し、そこから考えてくれればという学校現場の判断もある。
 お母さんたちは家庭で、食べることの重要性や食べものの栄養素とその働き、子どもの好き嫌いをなくす食育のためなどに活用しているという。また、サプリメントに興味がある人たちにも、実際にどのような効果があるのかなどの参考資料になっている。

■一家に一冊の栄養素図鑑

 今まで、家庭で栄養(素)について話す機会があまりなかったのではないだろうか。子どもが栄養素を覚えると「今日の料理のブロッコリーにはビタミンCちゃんがいる」などと言い、楽しみながらおいしく食事も進むものなのだ。一般的にはカロリーを減らすということを考えがちだが、それ以外にも色々と大切なことがあることをこの本では学べる。
 キャラクターに関しては、教育委員会から学校給食のポスター、プリントに使用したいというリクエストや複数の企業からも問い合わせがあるという。
 食べることが楽しくなり、また家族皆で学習しながら健康にもなれる、一家に一冊の「初めての栄養素図鑑」である。(朝日新聞デジタル &M編集部 加賀見 徹)


『sesame』2015年5月号(2015年4月7日発売)より
http://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=16964



(更新 2015/4/ 9 )


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プロフィール

加賀見徹(かがみ・とおる)

 東京都生まれ。朝日新聞社 デジタル本部『朝日新聞デジタル &』編集部所属。監修・著書に『スタイリストになるための練習問題100』(雷鳥社)がある。2012年より『sesame』(朝日新聞出版)で「親子で読みたい本」を連載中。人・物愛好家。幼児教育研究中

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