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第28回 「便利」にこだわった卓上鍋

文・鈴木正晴

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「料理のおじさん」がプロデュースした「肴七味(ななみ)ステンレス製 卓上鍋」

「料理のおじさん」がプロデュースした「肴七味(ななみ)ステンレス製 卓上鍋」

煮るにも蒸すにも、大変使いやすいサイズです

煮るにも蒸すにも、大変使いやすいサイズです

 前回に引き続きコダワリがテーマのコラム。ご紹介する商品は「鍋」です。さて誰が何をこだわっているのか。

 金物の産地、新潟県燕市で作られた「肴七味(ななみ)ステンレス製 卓上鍋」。実は、以前このコラムでもご紹介した、毎年日本百貨店の周年記念に料理を作りに来てくださる大事な先輩「料理のおじさん」がプロデュースした傑作です。

 産地、素材、とこだわるポイントはたくさんあるのですが、料理のおじさんが最もこだわったのは、そう、「実際に料理をするときにどれだけ便利か」。様々なサイズの鍋を試作し、大きさや深さ、火の回りの速さなどを徹底的に検証したそうです。おじさんの“ワガママ”を通した“コダワリ”の逸品です。

 この鍋が台所に一つあれば、ちょっとお湯を沸かすところから、ゆでたり、蒸したり、煮たりと、手の込んだ料理までできてしまいます。朝はお味噌汁に使い、昼はラーメン、夜は野菜をゆでたりシュウマイを蒸したり……。すべてこの鍋一つで出来ちゃいます。

 そしてステンレス製だから、火の回りがとにかく速くて軽量。実際に料理をすると、この火の回りの速さがとても便利で、何でもスピーディーに仕上がるとのことです。軽量だから洗うのも楽。フタは裏返すと本体にピッタリはまるので、収納スペースもとりません。

 これだけのコダワリを詰め込みながらも、値段は5,400円(税込み)に抑えました。使えば分かるこの便利さを、みなさんに実感してもらえたらと思います。

 料理のおじさんのコダワリを形にするため、燕市の職人も、何度も何度もやり直してくれたとか。「このオッサンを満足させてやる!」という思いで作っていたのかもしれませんね。

 たくさんの人のコダワリが見え隠れする日本のモノヅクリを、これからもしっかり見つめて、少しでも力になっていきたいと思っています。


(更新 2015/11/25 )


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プロフィール

鈴木正晴(すずき・まさはる)

 株式会社日本百貨店・代表取締役社長、ディレクター兼バイヤー。1975年神奈川県生まれ。1997年東京大学教育学部卒業後、伊藤忠商事株式会社に入社。アパレル関連の部門で、海外とのビジネスを多く経験する中で、国内の“モノ づくり”文化に根差したすぐれものをより広いマーケットに広める一助となりたいと考え、2006年3月伊藤忠商事を退社。2006年4月に株式会社コンタン(現・株式会社日本百貨店)を立ち上げる。2010年12月には東京・御徒町に、日本の優れものを集める小売店“日本百貨店”を オープン。食・雑貨・衣料雑貨など、全国から様々なこだわりの商材を集め、作り手と使い手の出 会いの場を提供している。著書に「日本百貨店」(飛鳥新社 2012/12)

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