虎龍(佐藤さん提供)
虎龍(佐藤さん提供)

 うちの可愛いおさまは、もうすぐ2歳になるベンガルキャットの虎龍(コタツ)くん(写真、雄)です。

 生後3カ月でわが家にやって来たころは、私の肩やおなかに乗ってくる、とても可愛らしいコ(猫かぶり?)でした。でも、現在は私の腕や足を見るたびに、狙いを定めてガブッと襲ってきます。おかげで私の腕&足は噛み傷、ひっかき傷が後を絶たず、他人はどう思うかと気になります。

 ところがわが家へ友人などが遊びに来た時には、とても可愛い猫を演じます。どうやら飼い主の私に似て外面が良いようです。私もまた見た目の可愛さに、数分前に噛まれたことなど忘れ、猫可愛がりしてしまうのです。

 2人暮らしの主人と私は、コロナ騒動のステイホーム期間中、家で猫と心ゆくまで過ごしておりました。

 コロナの影響で大変な世の中ではありますが、私たち夫婦が閉塞した気持ちや悲観的にならず、ケンカなどもせずにいられるのは、コタツの影響がとても大きいと感じます。

 おうち時間が多くなった今、ペットを飼い始める人が増えたと見聞きします。犬や猫を飼うと大きな癒やしが得られます。その半面、長期間の旅行が難しくなったり、お気に入りの家具をボロボロにされたりと、良いことばかりではありません。

 日々の食事代や医療費など、ある程度の出費も見込んでおく必要があります。新しく飼い始めようとする方には、終生飼い続けることができるかどうか、今一度、自問自答してから決断してほしいなと思います。

 それでもやはり、マイナス面以上にペットが私たちに与えてくれる影響は大きいのだと実感しています。

(佐藤聡子さん/東京都/39歳/会社員)

【原稿募集中!】
「犬ばか猫ばかペットばか」では、みなさまからの原稿をお待ちしております。
原稿は800文字程度で、ペットのお写真を添付のうえ、下記メールアドレスまでご送付下さい。
必ず名前、住所、年齢、職業、電話番号のご記入をお願い致します。
尚、掲載は本コーナーと「週刊朝日」の誌面となります。謝礼は6千円。
mypet@asahi.com
※著作権は本社に帰属します