第1361回 「主治医」のママに感謝のアイ 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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第1361回 「主治医」のママに感謝のアイ

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アイ(福田さん提供)

アイ(福田さん提供)

 わたし、トイプードルの女の子、アイと申します(写真)。生後2カ月で新しいママとパパの元に来て、蝶よ花よと大事に育てられました。箱入り娘でした。そして幸せな時の流れに乗って16歳を迎えました。

 ある日のこと、やたらにのどの渇きを覚え、お水をがぶがぶ飲みました。さらに水のようにおしっこが流れます。ママは慌てて病院へ。1日入院、診断は糖尿病でした。

 さー大変! 食事の制限と注射のはじまりです。病院でもらった3種類の糖尿病食と朝晩のインスリン注射が毎日。ママは大変です。

 わたしが飽きないように、3種類の糖尿病食の分量をいろいろ変えて組み合わせ、食事のメニューを7通りつくってくれました。カロリー計算のため、計算機片手に頭を抱えながら。幸いなことに、とてもおいしくいただけました。

 でも、空腹を感じるのです。それも、なぜか朝4時になると空腹で目覚め、横に寝ているママの顔をぺろぺろなめて起こすのです。ママは目をこすりながら起きてくれます。そして早い朝ごはんをつくってくれます。

 食後にはインスリンの注射をします。少し痛いけれど、おとなしく受けます。ママは「いい子ね」と頭をなでてくれます。もう数カ月続いています。

 時々ママのぼやきが出ます。「アイの体内時計はどうなっているのかなー、もう少し時間がのびないかなー」。でも、自分でもわからないのですが、とても正確なのです。

 そう言いながらも、ママはわたしの体内時計に合わせてくれます。お仕事あるのに、ママごめんなさいね。2、3週間に1回の通院も大変ですよね。ママもわたしの大事な主治医です。いつまでも面倒みてくださいね。心から感謝しています。

(福田悦子さん 神奈川県/81歳/医師)

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(更新 2020/2/14 )


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