第1345回 野良猫だけどノラ猫じゃないハク 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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第1345回 野良猫だけどノラ猫じゃないハク

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 ハク(雌、5歳)は野良猫だけどノラ猫じゃない。

 飼い猫だけど、晴耕雨読がごとく、晴天であれば畑(野良)で過ごすことが多く、これがホントの野良猫(写真は野良着のカブリモノをつけてコスプレ中)。

 小さいころ家族が畑仕事で家を空け、その間、寂しかったり、本物のノラ猫に襲われて何度もケガをしたりしたせいか、いつのころからか、軽トラに畑仕事の道具を積み込んだり、その準備をしたりしていると、どこからともなく走ってきて、連れていけと言わんばかりに運転席に乗り込むようになったのです。

 荷台に乗り込むこともあるのですが、走行時に危ないので助手席に乗せます。畑までの車中は、背伸びして窓から田園風景を眺めたり、ダッシュボードに器用に寝そべってうたた寝したりと幸せそうです。

 畑に着けば、柔らかく耕された畑地に、大なり小なり肥料を施してくれます。その後はヒバリを追ったり、カラスにおびえたり、虫を捕まえたり……。

 また、作物の陰で涼んだり、人の気配を感じなくなると鳴いて不安がったり。声を掛けると、屈んで草取りをしている家族の背中や肩に駆け上がったり、足元にすり寄ったりと、喜怒哀楽がわかりやすいです。

 帰る際は、軽トラのエンジン音を聞くと一目散に走ってきます。

 帰ってからは腹ごしらえして入浴です。風呂は小さいころから入っていたので嫌がらず、湯船に抱いて一緒に入ると、目を細めて満足げです。寝るのも一緒で、布団からちゃんと顔を出して枕を並べて寝るので、人間と同じです。

 猫は福を呼ぶと言いますが、本当ですね。わが家にも栄枯盛衰がありましたが、ここ最近は好調です。ハクのおかげと、いつもなでなでしている猫バカ一家です。

(椎名 崇さん 茨城県/56歳/農業)

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(更新 2019/10/17 )


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