第1107回 わが家の明るい日差し、たいちゃん 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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第1107回 わが家の明るい日差し、たいちゃん

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 うちの猫の「太陽」、通称たいちゃん(写真)です。 息子が小学2年生のとき、近所の防災センターに捨てられていたのがたいちゃんです。入っていた段ボール箱には、「このねこをひろってください」と書いてありました。
 息子は「可愛いからこの猫飼って!」と言います。でも、その子猫はガリガリで毛並みも悪く、声もしわがれ声で、お世辞にも可愛いとは言えません。
 どうせなら、もっと可愛い猫がいいなと思ったのですが、息子のきらきら輝く目を見たら、いいよと答えるしかありませんでした。
 太陽というのは息子の命名です。たいちゃんの幸せな毎日が始まりました。
 ただ、たいちゃんは、やんちゃで好奇心旺盛。うちの子になって2週間で2階から飛び降り、前足の小指を骨折するというアクシデントを起こしました。全身麻酔の手術を受け、入院すること2週間。なかなかお騒がせな猫なのです。
 入院中に一度お見舞いに行ったら、2週間一緒に過ごしただけなのに、たいちゃんは私に向かってニャアニャア鳴き続けました。
 獣医さんに「お母さん(私のこと)が恋しいんだね」と言われ、必死に鳴くたいちゃんを見ていたら、涙が止まらなくなりました。「たいちゃんのこと、みんな待ってるよ」。そう言って、その日は帰ってきました。
 退院して元気になると、たいちゃんはスズメやトカゲを捕まえ、私や息子を驚かせてくれました。たいちゃんと過ごす毎日は退屈しません。たいちゃんはその名のとおり、わが家の明るい日差しになってくれ、「たいちゃんが来て寂しくなくなった」と一人っ子の息子は言いました。
 今は息子も中3になり、たいちゃんは7歳になりました。まだまだやんちゃなたいちゃんです。

(坂上絵利子さん 滋賀県/46歳/主婦)

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(更新 2014/12/25 )


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