第1082回 右目が見えないおっとり猫蘭子 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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第1082回 右目が見えないおっとり猫蘭子

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 蘭子10歳。ソマリの雌です。訳あって彼女が8歳の時、わが家に来ました。
 当時、わが家にはラブラドルレトリバーとミニチュアダックスの雄の成犬がいたので、彼らが蘭子を、また蘭子が彼らを受け入れるか、とても心配でした。それに、8歳という年齢も気になりました。新しい環境に順応するには年を取りすぎているのではないかと。
 幸いなことにそんな心配はすべて杞憂に終わり、蘭子はすっかりわが家になじんでいます。ラブは去年の夏に亡くなりましたが、ミニチュアダックスのサスケ(8歳)と仲良く暮らし、時々サスケの尻尾にじゃれついては、逃げる彼を追いかけて遊んでいます。
 でも、実は彼女の右目は全く見えていないのです。左目もどのくらい見えているのか。どうもあまりよく見えていないようです。このことは、彼女がわが家に来て数週間たったころ、猫じゃらしで遊んでいて気づきました。
 写真は私に「おなかがすいたよ」と訴えているところです。決してギャーギャー鳴いて要求したりしません。私が餌をやるまで静かに待っているのです。
 性格はおっとりしています。でも、視力が弱いために俊敏な動きができず、それを私たちが「おっとりしている」と誤解しているだけなのかもしれません。
 人懐っこく擦り寄ってはきますが、抱っこは断固拒否。抱っこできてもせいぜい数十秒。それを過ぎると、「もういやっ! 離してって言ってるでしょっ!!」といった感じで両手両足を突っ張り、早く離せと抵抗します。また、どんなに寒くても布団の中に潜り込んでくることはありません。私が一緒に寝たいと思っても、せいぜいベッドの端で「寝てもらえる」くらいです。
 それでも大好きだよ、蘭子。

(松尾英敬さん 福岡県/63歳/自営業)

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(更新 2014/7/ 3 )


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