地球の旅人東苑泰子の東遊西撮記

第9回 フィンランド 数えきれない湖と終わりのない森と時を越えた教会と

第9回 フィンランド 数えきれない湖と終わりのない森と時を越えた教会と

 昨夏、ロシアやバルト三国を周遊中にフィンランドを訪れた。19年前、ロシアのサンクトペテルブルクへ行く途中、首都のヘルシンキに立ち寄ったことがあった。当時、まだ日本には紹介されていなかった北欧デザイン

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  • 第8回 リトアニア 美しい町並と大量虐殺の記憶

     昨夏、ロシア、ウクライナ、バルト三国を周遊中にリトアニアに立ち寄った。ここは、第二次世界大戦中、杉原千畝という日本人外交官が、当時ヨーロッパで迫害されていたユダヤ人などに人道的見地からビザを発行して

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  • 第7回 ウクライナ 蜂蜜祭りと飢饉犠牲者記念館

     昨年8月、ロシアやバルト三国とともに、ウクライナの首都キエフを訪れた。4年前、東欧を旅行中にウクライナ西部を回ったが、キエフまでは行かなかった。西南部はオーストリア帝国に支配されていたことがあり、ヨ

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  • 第6回 ロシア 流暢な英語で自虐ネタ飛ばす好青年たち

     昨年7月、ロシアを一か月ほど旅して、モスクワ、ノブゴロド、サンクトペテルブルクといった西部の都市を訪れた。以前、1995年にモスクワとサンクトペテルブルクを観光したことがある。ちょうど、第二次世界大

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  • 第5回 インパール 食べきれないごちそうと、兵士のかなしみと

     年初から、インド東北部の、ナガランドとマニプル州を旅している。この地域は、ミャンマーと国境を接する険しい山岳地帯だ。ここには、いわゆるインド人とは異なり、モンゴロイド系で日本人に顔つきが似たナガとい

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  • 第4回 ペルー 北のマチュピチュに響く雲上のフォルクローレ

     昨年の10月、エクアドルから敢えて海沿いの幹線道路ではなく山あいの細道に沿って行き、国境の小さな川にかかる橋を徒歩で渡って、ペルー北部に入った。この辺りは首都リマから離れ、山道も険しい。しかし、イン

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  • 第3回 ボリビア 「負の遺産」ポトシの劣悪すぎる銀山のツアー

     昨年、中南米縦断の旅をしていた私が、ちょうど今頃の季節に訪れたのがボリビアだ。いつものようにガイドブックを調べていて、ふとポトシの銀山ツアーが目にとまった。かつて、ポトシを筆頭とするボリビアの鉱山は

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この人と一緒に考える

  • 第2回 色の洪水 南米の春祭り「黒い母」

     昨年、半年かけて中南米を縦断した。メキシコ・シティーまで飛行機で飛び、そこから一路南へ下った。メキシコ、グアテマラ、ベリーズ、ホンジュラス、エルサルバドル、ニカラグア、コスタリカ、パナマ、コロンビア

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  • 第1回 シリア 親切な人々― 人懐っこい笑顔と警戒心

     今年の6月からdot.フォトギャラリーで3回連載した「旅する主婦 東苑泰子のコンデジ世界紀行」は、好評につき、今月からコラム「地球の旅人 東苑泰子の東遊西撮記」として装いも新たに再スタートすることに

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