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昨年、中南米縦断の旅をしていた私が、ちょうど今頃の季節に訪れたのがボリビアだ。いつものようにガイドブックを調べていて、ふとポトシの銀山ツアーが目にとまった。かつて、ポトシを筆頭とするボリビアの鉱山は、おびただしい銀を産出してスペイン帝国の繁栄を支えた。それらの鉱山が枯渇した今でも、錫や亜鉛や天然ガスなどの資源が豊富だという。それを読んで、以前、オーストラリアで参加した金山ツアーを思い出した。坑夫と同じ装備をつけて地下深くもぐり、引退した坑夫のガイドの説明を聞きながら坑道を歩き、電動ドリルで穴を開ける体験までできる、大変面白いツアーだった。今回もぜひ鉱山見学をと思い、「ここからマドリッドまで銀の橋がかけられる」と謳われるほどの埋蔵量を誇ったセロ・リコ銀山のあるポトシを訪ねることにした。
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