経営者になってからも、すぐに自分のスケジュールを埋めてしまうわたしに、先輩の社長たちは、
「忙しくしたら、心を亡くすぞ。漢字を見たらわかるやろ」
と、教えてくれた。
なのに不安になると、やらなくてもいいことを詰め込んでしまう。
売上が落ちると、特に不安になって、やらなくてもいいことに手を出す。
やりたくもない仕事をやって、落ち込むということもある。
こうなると悪循環。
そんな時は、断ち切るしかない。
最近のわたしがそうだったかも。
本当は、もっともっと商品企画や地域や会社に入りこんで企画をしたかったのに、ついつい、売上に追われて、なんでもかんでも仕事を詰め込んでいた。
そんな自分に気づいた。
そこで、開き直って、いらないものを捨てることにした。
スケジュールを意図して空けたのだ。
すると、新しい誘いがくるようになった。
「こんな仕事あるけれど、どう?」
そんな声がかかるようになった。
やりたかった商品開発などの声もかかるようになった。
ゆっくりやりたい人材育成の話も来るようになった。
もっと笑って、楽しい企画をいっぱい考えたい。
スケジュールに余裕ができ、心の余裕ができると、そんな考えになってくる。
「何をあせっていたのだろう」と反省。
声をかけられやすい人になるためにも「心の余裕って大事」と感じた。