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第48回 スケジュールを空ける

文・大谷由里子

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マンガ/上大岡トメ

マンガ/上大岡トメ

 経営者になってからも、すぐに自分のスケジュールを埋めてしまうわたしに、先輩の社長たちは、

「忙しくしたら、心を亡くすぞ。漢字を見たらわかるやろ」

 と、教えてくれた。

 なのに不安になると、やらなくてもいいことを詰め込んでしまう。

 売上が落ちると、特に不安になって、やらなくてもいいことに手を出す。

 やりたくもない仕事をやって、落ち込むということもある。

 こうなると悪循環。

 そんな時は、断ち切るしかない。

 最近のわたしがそうだったかも。

 本当は、もっともっと商品企画や地域や会社に入りこんで企画をしたかったのに、ついつい、売上に追われて、なんでもかんでも仕事を詰め込んでいた。

 そんな自分に気づいた。

 そこで、開き直って、いらないものを捨てることにした。

 スケジュールを意図して空けたのだ。

 すると、新しい誘いがくるようになった。

「こんな仕事あるけれど、どう?」

 そんな声がかかるようになった。

 やりたかった商品開発などの声もかかるようになった。

 ゆっくりやりたい人材育成の話も来るようになった。

 もっと笑って、楽しい企画をいっぱい考えたい。

 スケジュールに余裕ができ、心の余裕ができると、そんな考えになってくる。

「何をあせっていたのだろう」と反省。

 声をかけられやすい人になるためにも「心の余裕って大事」と感じた。


(更新 2016/1/20 )


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プロフィール

大谷由里子(おおたに・ゆりこ)

 1963年奈良県生まれ。京都ノートルダム女子大学を卒業後、吉本興業に入社。故・横山やすし氏のマネージャーを務め、宮川大助・花子、若井こずえ・みどりなどを売りだし注目を集める。2003年、研修会社の志縁塾を設立。「笑い」を取り入れた「人材育成研修」は、NHKスペシャルなど多くのメディアで話題となっている。 現在は、年間300を超える講演・研修をプロデュース中。主な著書に『仕事で大事なルールは吉本興業で学んだ』(こう書房)、『はじめて講師を頼まれたら読む本』(中経出版)など多数。

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