第30回 捨てられないなら リサイクル

大谷由里子
 わたしは、掃除が得意じゃない。

 モノが捨てられない。

 いつのまにか気づくと、部屋はモノであふれかえってしまう。散らかっていてもそんなに苦痛じゃないから、よけいにたちが悪い。

 いよいよ耐えられないほどに散らかってくると、ますます心も荒む。

 散らかっている部屋を想像すると、家に帰るのもめんどうになる。

 わたしの友人で、収納コンサルタントの香取美智子さんが、言った。

「片づけが苦手な人の特徴は、『片付けよう』と、思った時にまず100円均一に行って、カゴとかをいっぱい買ってきます」

 まさに、わたしのことやん!

 家には、片づけようと買ったカゴがあちこちに転がっている。

 ところが、まったく片付いてない。

 いつも、「捨てよう」と、思うのだけれど、

「やっぱり、いつか必要になるかもしれない……」

「これ、いろいろな思い出があるんだよなあ」

 と、捨てられずにいる。

 そんな時に、こんな記事を読んだ。

「古い下着は、運が落ちる」

 ドキッとした。わたし、下着も結構、捨てられずにいる。

「運を落としたくない」

 まず、古い下着を捨てることにした。

「さすがに、下着は無理だけれど、古着って引き取ってもらえるのかなあ」

 ネットを調べてみた。

「引き取れないものはありません」

「売れなかったものは、こちらで処分させていただきます」

 そんなリサイクルショップのホームページを見つけた。

「これだ!」

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