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第25回 コミュニティーを楽しむ

文・大谷由里子

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マンガ/上大岡トメ

マンガ/上大岡トメ

 いつもごきげんだから、わたしたちもとっても誘いやすい。

 そのうえ、誰からもよく誘われていた。

「ごきげんに行くところがいっぱいあったから、ボケなかったのかなあ?」

 ふと、そんなことを思った。

 そう思って、わたしの周囲の年配の社長や会長を見てみた。

 みんなボケずに、元気にしている。70歳後半の社長のひとりが言った。

「だいたい、3つ以上の会に属している人は、みんな認知症にならないよ。だって、わしの周囲がみんなそうだから」

 わたしは、医者じゃない。

 医学的な根拠があるのかどうかわからない。

 ただ、この言葉、かなり思い当たる。

 わたしの周囲には、会長と呼ばれる80歳くらいの人たちがたくさんいる。

 若干、ITに弱いとか、アイドルがわからないということはあるけれど、みんな認知症でもなく、元気に会社のため、世の中のために活動されている。

 そして、「大谷さん、ご飯食べに行こう」と、美味しい店に連れて行ってくれる。

 テレビ番組や流行りには弱くても政治や政策や経済には詳しく、わたしにいろんなことを教えてくれる。

 株などにも詳しかったりする。

 そんな人たちは、たしかに、いくつかの会やコミュニティーに属されている。

 幹事をやったり、企画をしたり、けっこうマメに動いている。

 何よりも自分のコミュニティーを楽しんでいる。コミュニティーを楽しもうと思ったら自分の我ばかり通してもダメなことをよくわかっておられる。

 わたしもできれば、ボケたくない。

 死ぬギリギリまで人生を楽しみたい。

 そのためにもたくさんのコミュニティーも楽しみたい。

 ありがたいことに今の世の中、いろんなにコミュニティーがある。

 合うもの合わないものも含めて、いろいろ体験してみょう。


(更新 2015/8/ 4 )


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プロフィール

大谷由里子(おおたに・ゆりこ)

 1963年奈良県生まれ。京都ノートルダム女子大学を卒業後、吉本興業に入社。故・横山やすし氏のマネージャーを務め、宮川大助・花子、若井こずえ・みどりなどを売りだし注目を集める。2003年、研修会社の志縁塾を設立。「笑い」を取り入れた「人材育成研修」は、NHKスペシャルなど多くのメディアで話題となっている。 現在は、年間300を超える講演・研修をプロデュース中。主な著書に『仕事で大事なルールは吉本興業で学んだ』(こう書房)、『はじめて講師を頼まれたら読む本』(中経出版)など多数。

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