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第17回 自分がワクワクする瞬間を探そう

文・大谷由里子

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マンガ/上大岡トメ

マンガ/上大岡トメ

 また、大きくワクワクするもの、小さくワクワクするもの、ワクワクにもいろいろあるはず。

 まずは、自分のワクワク探しをすると楽しい。

 食べ物でも、人生で、楽しく食べられる回数なんて決まっている。

 とにかく、お腹を満たすだけなら、やっぱり寂しい。

 エサじゃない。食事を楽しめるなら楽しみたい。

 店に行ってから、ワクワクするものを頼むのも楽しいけれど、どうせなら、店に行く前からワクワクできたらもっと楽しい。

「どの店に行こうかなあ」

「お店に行ったら何を頼もうかなあ」

 そんなことを考えてお店に行く。

 そして、メニューを見て、さらに楽しめたら、こんなにステキなことはない。

 もちろん、食べることだけじゃない。

 人によっては、買い物だってそうかもしれない。

 ワクワクしながら買い物に行ける人は、とっても幸せだと思う。

 かつて、小学校だった娘に、

「どんなとき、幸せ?」

 と、尋ねたことがある。答えは、

「値札を見ないで、ものが買えたらいいなあ」

 というものだった。その時、

「わたし、そんなに値段を見ているんだ」

 と、ちょっと自分を反省。

 実際、その頃のわたしは、娘に、

「何が食べたい?」

 と、尋ねておきながら、娘がちょっと高価なおさしみやお肉を選ぶと、

「やっぱり、こっちにしておきなさい」

 と、言っていた。そんな時、娘は、

「だったら訊かないでよ」

 と、すねていた。

 きっと、その時のわたしは、娘のワクワクを壊していたのかもしれない。

 お金には限りがある。

 でも、せめて、入ったお店で、ワクワクできるものを頼むことにチャレンジしたい。


(更新 2015/6/ 9 )


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プロフィール

大谷由里子(おおたに・ゆりこ)

 1963年奈良県生まれ。京都ノートルダム女子大学を卒業後、吉本興業に入社。故・横山やすし氏のマネージャーを務め、宮川大助・花子、若井こずえ・みどりなどを売りだし注目を集める。2003年、研修会社の志縁塾を設立。「笑い」を取り入れた「人材育成研修」は、NHKスペシャルなど多くのメディアで話題となっている。 現在は、年間300を超える講演・研修をプロデュース中。主な著書に『仕事で大事なルールは吉本興業で学んだ』(こう書房)、『はじめて講師を頼まれたら読む本』(中経出版)など多数。

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