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第3回 50歳をすぎると、ガンが身近になる

文・大谷由里子

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マンガ/上大岡トメ

マンガ/上大岡トメ

 50歳近くになると、「ガン」という言葉が身近になった。

 もちろん、それまでも「ガン」が身近でなかったわけじゃない。

 わたしの祖母もガンで他界した。ただ、80歳という年齢、「まっ、しかたないか」という空気はどこかにあった。

 けれども、50歳前後の友人・知人がガンになると、いきなり身近なものになってくる。

 わたしだって、いつそんな状況になるかわからない。

 思わず、健康食品を食べたり、「ガンにならない」というコピーの本を読んだり、「朝に果物を食べるといい」という文章を読んだら、いきなり、フルーツを朝、食卓に並べたりするようになった。

 何よりもつらいのが、「ガンを宣告されたんだ」と、聞かされる時。今でも、どう答えていいかわからない。

 そんな時にこのふたりの話をする。

 ある女性作家。彼女は、ガンになって、一度治療をしたけれど再発した。

 子どももいるし、悲しくて、悲しくてしかたなかった。

 泣くだけ泣いて、彼女は覚悟を決めた。

「ガンと付き合って行こう」

「思い残すことのない生き方をしょう」

 すると、ある日、ガンが消えていた。

「奇跡としか考えられないの」

 今も彼女は、講師として日本中に日本人の素晴らしさを伝えている。

 そして、もうひとりは、超人気講師の男性。彼とわたしは、一緒に仕事をする予定が入っていた。


(更新 2015/2/24 )


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プロフィール

大谷由里子(おおたに・ゆりこ)

 1963年奈良県生まれ。京都ノートルダム女子大学を卒業後、吉本興業に入社。故・横山やすし氏のマネージャーを務め、宮川大助・花子、若井こずえ・みどりなどを売りだし注目を集める。2003年、研修会社の志縁塾を設立。「笑い」を取り入れた「人材育成研修」は、NHKスペシャルなど多くのメディアで話題となっている。 現在は、年間300を超える講演・研修をプロデュース中。主な著書に『仕事で大事なルールは吉本興業で学んだ』(こう書房)、『はじめて講師を頼まれたら読む本』(中経出版)など多数。

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