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第1回 「ごきげんの種」を知っておこう

文・大谷由里子

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マンガ/上大岡トメ

マンガ/上大岡トメ

 また、最近では、温泉旅館でも、一泊朝食付きのビジネスプランをしているところもある。出張でも海を見ながら温泉の露天風呂に入って、泊まることができたり、川のせせらぎを聞きながら、温泉に入れる旅館があったりする。

 そこでわたしは、心の安らぎをチャージする。

 誰といたら幸せか。誰と過ごしていると楽しいか。人の存在は、かなり感情を左右する。わたしの場合、やっぱり、聞き上手なイケメンはかなりモチベーションを上げてくれる。

 でも、そんな彼らはモテる。そんなにわたしの相手なんてしている場合じゃない。だから、そんな人をたくさん大切にしている。普段から、お茶くらいはごちそうする。ここで、ケチるとぜったいダメ。そして、言う。

「あなたといると、わたし、元気になるの。だから、わたしが落ち込んだ時、年に2回くらいは、わたしと飲んでね」

 年に2回くらいなら、たいていの人は、OKしてくれる。そして、言う。

「落ち込んでいる時に呼び出すから、その時は、わたしを褒めてね」

 そんな人を10人持てば、結構「ごきげん」でいられる。

 でも、わたしだって人間。不機嫌になる時だって山ほどある。取引先に無理難題を言われたり、夫婦喧嘩したり、仲間に裏切られたり、いっぱい嫌なことは起こる。

 んな時は、落ち込むし、顔も曇るし、笑顔もなくなる。

 泣きたくもなるし、怒りたくもなる。でも、ここで不機嫌になってもなにひとつ得することなんてない。そんな時は、人と離れる。

 不機嫌な自分をできるだけ見られないようにする。

 ひとりでカフェに行ったり、買い物に行ったり、本屋さんに行ったりする。時間が解決してくれることは多い。

 おしゃれなカフェを知っているといい。モチベーションが上がる店を持っておくといい。

 わたしの場合、意外と落ち着くのが本屋さん。

 いろんな本を見ていると気が紛れる。気が紛れると、不機嫌が落ち着く。

 こうして、わたしは、「ごきげん」をつくっている。


(更新 2015/2/10 )


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プロフィール

大谷由里子(おおたに・ゆりこ)

 1963年奈良県生まれ。京都ノートルダム女子大学を卒業後、吉本興業に入社。故・横山やすし氏のマネージャーを務め、宮川大助・花子、若井こずえ・みどりなどを売りだし注目を集める。2003年、研修会社の志縁塾を設立。「笑い」を取り入れた「人材育成研修」は、NHKスペシャルなど多くのメディアで話題となっている。 現在は、年間300を超える講演・研修をプロデュース中。主な著書に『仕事で大事なルールは吉本興業で学んだ』(こう書房)、『はじめて講師を頼まれたら読む本』(中経出版)など多数。

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