高値更新続く不動産投資信託“リート” 今後注目の投資先を専門家が指摘 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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高値更新続く不動産投資信託“リート” 今後注目の投資先を専門家が指摘

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週刊朝日

1964年の東京五輪開会式での五輪マーク (c)朝日新聞社 

1964年の東京五輪開会式での五輪マーク (c)朝日新聞社 

 リート(不動産投資信託)市場が盛り上がっている。高値の更新を続け、昨年の高値に迫る勢いだ。株よりもお得感があり、日銀の金融緩和、五輪特需、米国市況の復活など、話題性は十分。非課税のNISAも使えるし、少額での投資も可能だ。

 今後、リート市場を盛り上げる材料として注目したいのは、介護施設や老人ホームを投資対象としたヘルスケアリートだろう。今年、大和証券グループ本社傘下の大和リアル・エステート・アセット・マネジメントが運用を始めており、近く上場すると見られている。

 もしかしたら、と某エコノミストがこんな可能性を口にする。

「ヘルスケアリートに投資した人に対して、施設に入る優先的な入居権を株主優待のような形で設定するかもしれません。希望者が多ければ抽選でしょうが、そんな優待があれば、多くの人が買うでしょうね」

 まだ現実的な話が進んでいるわけではないので、これからに期待したい。

 このほか、東京五輪の開催に向けてホテルリートが盛り上がったり、ネットショッピングの活況で物流リートが活気づいたりする可能性があるという。

 ただし、リート投資には懸念材料がある。最低でも投資金額が10万円前後、多くは数十万円かかることだ。NISA口座を使う場合、50万円前後のリートを二つ買うだけで、枠がなくなってしまう。

 だが、投資の基本は分散投資。自分の余裕資金がすべて少数のリート投資に使われてしまうような投資法はおすすめできない。

 そこで、余裕資金が少ない人や、幅広くいろんな銘柄に投資したいという人におすすめなのが、リートのETF(上場投資信託)や投資信託だ。

 東証REIT指数に連動するETFの多くは、指数が1600ポイントなら、だいたい1600円×10口で1万6千円ほどから購入可能だ。

 今、上場している国内もののリートETFは四つ。商品設計に大きく違いはないようだ。分配金の支払基準月がそれぞれ異なるので、ETFの組み合わせによって、分配金を毎月手に入れることもできる。ETFは手数料も0.3%前後と良心的だ。

週刊朝日  2014年9月12日号より抜粋


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