ICO総会で東京のプレゼンターを務める滝川クリステルさん(左端)ら (c)朝日新聞社 @@写禁
ICO総会で東京のプレゼンターを務める滝川クリステルさん(左端)ら (c)朝日新聞社 @@写禁

 9月8日、2020年の夏季五輪の開催地が決まる。56年ぶりの「東京五輪」となれば、景気浮揚の効果はとてつもなく大きい。プロが注目する意外な期待銘柄を紹介しよう。

 クリーニングの白洋舎も期待ができるという。

「一見、五輪とは関係がなさそうですが、同社は高級ホテルのベッドシーツのクリーニングなどを請け負っている。これらは単価が高く、外国人客が増えれば、利益に跳ね返ってきます」(日経CNBCのキャスターを務めるマーケットコメンテーターの岡村友哉氏・33)

 白洋舎はクリーニング会社としては、数少ない上場企業だ。

 外国人観光客の増加で、アジアを拠点とする運用会社でファンドマネジャー兼アナリストを務める逆張(ぎゃくばり)花道氏/仮名・50)が期待するのはセブン銀行だ。

「現金自動出入機(ATM)で、海外発行のカードを使って現金を引き出せる唯一の国内上場銀行です」

 最後にオマケ。五輪開催中に一部のメディアをいつもにぎわすのが選手村のコンドーム配布だ。選手の健康面を気遣ってのことだろうが、「東京五輪」でも配布される可能性は高い。元米国系証券会社の日本株トレーダーで現在は経済アナリストやファイナンシャルプランナー業などに従事する新(しん)光一郎氏(40)は、日本のコンドームメーカーのオカモトを推す。

「ロンドン五輪では15万個のコンドームが5日間で底を突いたそうです。10年のバンクーバー冬季五輪では10万個だったため、五輪ごとに増えている」(新氏)

週刊朝日  2013年9月13日号