マネスキン、キース・リチャーズから“祝福を受けた”初対面のやり取りを明かす
マネスキン、キース・リチャーズから“祝福を受けた”初対面のやり取りを明かす

 3rdスタジオ・アルバム『ラッシュ!』をリリースしたばかりのイタリアのバンド、マネスキンが、2023年1月26日に米トーク番組『ザ・トゥナイト・ショー・スターリング・ジミー・ファロン』に出演した。

 マネスキンのメンバー4人は、ザ・ローリング・ストーンズのミック・ジャガーがバンドのファンであることを明かし、伝説のロック・バンドのコンサートのオープニング・アクトを務めた時のエピソードを披露した。また、メンバーのキース・リチャーズに初めて会った際の彼らしい発言も詳しく紹介した。

 司会のファロンが、「ミック・ジャガーがあなた方をラスベガスでのローリング・ストーンズの前座に選んだわけですが……その電話を受けたときはどんな気持ちでしたか?」と尋ねると、ベーシストのヴィクトリア・デ・アンジェリスは、「私たちにとって初めてのスタジアムだったので、クレイジーでしたね。(ミックと)話す機会があったんですが、彼はとてもいい人で、私たちの音楽を多く知ってくれていました」と説明しつつ、「それからキース・リチャーズにも会ったんですが、彼には“お前らが誰なのか全く知らないけど、(音楽が)いいとは聞いてるよ”って言われました。私たちは“そうですか!”って感じで。祝福されたんです。祝福を受けました」と笑いながら振り返った。

 また、バンドは2023年の【グラミー賞】<最優秀新人賞>にノミネートされたことについても語った。リード・シンガーのダミアーノ・デイヴィッドが、このニュースを最初に知ったと明かし、「このニュースは朝に流れたので、テレビの前で実際に起きていたのは自分一人でした。みんな起き始めて服を着たりしていて、(バンドの)名前が出たとき、僕が叫び始めたんです。本当はこの反応を共有したくて動画を撮っていたんですが、あまりにも下品でアグレッシブだったからできなかったんです」と語った。

 ヴィクトリアは、デイヴィッドの反応があまりに激しかったため、他のメンバーにとってかなり面倒なことになったのかと思ったという。彼女は、「彼が私のドアを叩き始めるのが聞こえて、“どうしたんだろう?私何かしたっけ?もうダメだ "って思いました」と話すと、デイヴィッドは、「みんなはバンドがノミネートされなかったと思ってたんですよ」と付け加え、ヴィクトリアが、「私のことを殺したいか何かだと思ってたよ」と答えた。

 マネスキンはまた、この放送で『ラッシュ!』からのシングル 「GOSSIP」のパフォーマンスを披露した。この楽曲にフィーチャーされているレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのトム・モレロがゲスト出演し、5人編成で演奏した。