ザ・ウィークエンド、『アバター2』テーマ曲の【アカデミー賞】ショートリスト入りを語る「非常に光栄」
ザ・ウィークエンド、『アバター2』テーマ曲の【アカデミー賞】ショートリスト入りを語る「非常に光栄」

 現地時間2023年1月9日、ザ・ウィークエンドがインタビューに応じ、映画『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』のテーマ曲である「Nothing Is Lost (You Give Me Strength)」が、【アカデミー賞】のショートリスト入りしたことについて語った。

 ザ・ウィークエンド(本名:エイベル・テスファイ)は、米ハリウッド・レポーター誌に対し「最終選考に含まれていることは非常に光栄だ。楽曲に対してそういった評価をしてもらえるのは本当にありがたいよ」と語った。もし「Nothing Is Lost (You Give Me Strength)」がこれから正式にノミネートされれば、エイベルにとって「Earned It」(2015年公開の『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』に使用)以来となる。エイベルは「(ノミネートされれば)最高だけど、こんな歴史的な映画に関わることができただけでも幸せだよ」と付け加えている。

 また、エイベルは、今回の「Nothing Is Lost (You Give Me Strength)」の制作過程は「Earned It」とはまったく違うものだったと話し、「“フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ”のために書いた曲はすごくセクシーで性的だ。今回の楽曲制作も楽しかったけど、前回のほうがルーズで楽しかったかな。今回はもっと科学的な過程で、常にジェイムズ・キャメロン監督が求めているものに合わせる必要があった。曲が映画と深く繋がっているからこそ、適当にポップ・ソングをエンドロール用に提供したと思われてはいけなかった。“Earned It”ほど曖昧な感じではダメだったんだ」と語った。

 より強い制約の元で楽曲制作を進めることになったが、エイベルはジェイムズ・キャメロン監督に関して「彼は天才だし、コラボレーションすることができたのが光栄だ」と話し、「制作過程で一番良かったのは、歌詞やトーンをジェイムズから貰ったメモと照らし合わせて映画のテーマと合うか確認できたことだね。完璧になるまで多分6回は曲を書き直したと思う」と絶賛している。

 ザ・ウィークエンドは、今週「Die For You」(2016年)が米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で8位にチャートインしたことで通算16曲目のトップ10ヒットを記録した。さらに、最新アルバム『ドーン・エフエム』のリリース1周年のタイミングで収録曲の「Is There Someone Else?」のミュージック・ビデオを公開した。